このページでは、バイクで日本一周するのにオススメの車種は何か、新しく買う必要はあるのかについて解説します。
まず現在、すでに何かしらのバイクを持っている場合、新しく買う必要があるのかですが、基本的には必要ないと言えます。
乗りなれたバイクの方が安全ですし、積載性を考えても、タンクバッグやリアケースを付けた方が新しくバイクを買うよりも安上がりですし、燃費を考えても、日本一周程度では新しく燃費がいいバイクを買ったとしても、ガソリン代の差は車両代にはまったく及びません。
ですので、今乗っているバイクで日本一周に出かけましょう。
ただし、50㏄以下の原付一種に乗っている方は、50㏄よりも排気量が多いバイクへの乗り換えを検討してもいいかもしれません。
なぜなら、原付一種には速度制限が30キロだったり、二段階右折を必要とするなど、日本一周するにはデメリットが大きいからです。
そうであれば、少なくても小型限定二輪免許を取得して、原付二種での旅の方が快適だと思います。
以下は、新しくバイクを買う予定の方で、日本一周を考えている方にオススメの車種です。
是非、参考にしてみてください。
51cc~125㏄の小型バイクで日本一周するのにオススメの車種
ホンダ・Super Cub C125
Super Cub C125の良さは、何と言っても燃費の良さです。
カタログ値で、69km/hはスーパーカブならではの数値です。
積載性に関しては今一つなところもありますが、とりまわしも良く、日本一周するにもオススメです。
スーパーカブにしてはスタイリッシュなデザインになっており、走行も楽しめるのではないでしょうか?
シート高:780mm
車両重量:110kg
燃費:69km/h
燃料タンク容量:3.7L
総排気量:124cc
メーカー希望小売価格(消費税込み):407,000円
ホンダ・クロスカブ110
ホンダ・クロスカブ110も燃費の良さが光ります。
カタログ値で、61km/hはSuper Cub C125には劣りますが、それでも他の車種と比較すると、とんでもなく良いです。
それに積載性に関しては、Super Cub C125よりも良いです。
バイクで日本一周するとなると、多くの荷物を運ぶ必要がありますので、その点ではクロスカブ110の方が良いでしょう。
それにこちらのクロスカブ110もかなりオシャレです。
男女問わず、人気の車種となっております。
シート高:784mm
車両重量:106kg
燃費:61km/h
燃料タンク容量:4.3L
総排気量:109cc
メーカー希望小売価格(消費税込み):341,000円
126cc~400㏄の中型バイクで日本一周するのにオススメの車種
ヤマハ・SEROW(FINAL EDITION)
ここでは、2020年1月現在新車で買えるSEROW FINAL EDITIONを紹介していますが、SEROWであれば、FINAL EDITIONでなくてもオススメです。
SEROWは、オフロードバイクであるため、砂利道、林道、獣道といった未舗装道路であっても走ることができます。
それに細い道であっても気軽に行けるため、そういった点で日本一周には向いていると言えます。
ただ、弱点としては単気筒であるため、振動が大きく、長距離の運転には不向きであるとも言えます。
休憩を小まめにすれば問題ないとも言えますが、短期間で日本一周したい場合は、少し不向きな側面もあります。
シート高:830mm
車両重量:133kg
燃費:48.4km/h
燃料タンク容量:9.3L
総排気量:249cc
メーカー希望小売価格(消費税込み):588,500円
スズキ・Vストローム250 ABS
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Vストローム250 ABSは、アドベンチャーツアラーに分類されるバイクです。
そのため、長期ツーリングに向いていますし、中型バイクということで、機動力も高いです。
燃料タンクも17L入りますし、燃費も良いため、航続距離がとても長く、日本一周にとても向いているバイクだと言えます。
バイクを買う目的が日本一周だけだとすると、最適なバイクの一つだと言えます。
シート高:800mm
車両重量:189kg
燃費:39.0km/h
燃料タンク容量:17L
総排気量:248cc
メーカー希望小売価格(消費税込み):613,800円
カワサキ・VERSYS-X 250 TOURER
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Vストローム250と比較して、このVERSYS-X 250 TOURERのどちらにするか悩んでいる方も多いはずです。
こちらの方が燃費がVストローム250と比較すると燃費が悪いです。
ただ重量は少し軽く、シート高は少し高いので、身長が高く、力はそんなにないという方にピッタリです。
後はメーカーがカワサキということで、Vストローム250のスズキとは違うのもポイントです。
値段はこちらの方が10万円ほど高いです。
見た目は似ていますが、好みは別れると思いますので、どちらかで迷っている場合、見た目が好きな方を選ぶのがいいでしょう。
シート高:815mm
車両重量:183kg
燃費:30.0km/h
燃料タンク容量:17L
総排気量:248cc
メーカー希望小売価格(消費税込み):720,500円
ホンダ・400X
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400ccクラスのバイクでは、400Xがオススメです。
ウィンドスクリーンがあるため、風の保護があり、快適に走行できます。
そのため、長距離の運転でも疲れにくくなっています。
燃費もいいですし、タンク容量も大きいため、航続距離も長いです。
250ccのパワーでは少し足りないけれど、大型バイクほどの大きさはいらないという方には最適なバイクとなっています。
シート高:800mm
車両重量:196kg
燃費:41.0km/h
燃料タンク容量:17L
総排気量:399cc
メーカー希望小売価格(消費税込み):826,100円
401㏄~の大型バイクで日本一周するのにオススメの車種
スズキ・Vストローム1000XT ABS
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Vストロームの大型バイクです。
シートが高く、重量もありますが、やはり、パワーが違います。
そのため、日本一周で高速道路を利用する予定があれば、こちらのVストロームの方がオススメです。
それに燃費も中型のVストロームよりも良く、タンクも多きため、航続距離が長いのもメリットです。
しかしながら、下道しか使わず、細い道も通る予定であれば、中型バイクの方がいいかもしれません。
シート高:850mm
車両重量:233kg
燃費:32.1km/h
燃料タンク容量:20L
総排気量:1,036cc
メーカー希望小売価格(消費税込み):720,500円
ホンダ・CRF1100L Africa Twin Adventure Sports
ホンダの大型アドベンチャータイプのバイクです。
オンロード、オフロードの両方可能で、日本一周だけでなく、世界一周するにしても活躍できるバイクです。
高速道路を使わず、下道だけで日本一周するのであれば、ここまで高価格のバイクは必要ないかもしれませんが、気になるのであれば、まずは試乗だけでもしてみましょう。
シート高:830mm
車両重量:238kg
燃費:32.0km/h
燃料タンク容量:24L
総排気量:1,082㏄
メーカー希望小売価格(消費税込み):1,804,000円
下道走行で日本一周するのであればどんなバイクでもいい
今まで、オススメのバイクを紹介してきましたが、下道走行で日本一周するぐらいであれば、どんなバイクでも問題ありません。
ただ、冒頭でも書きましたように、原付一種のバイクだと苦労することが多いかもしれません。
後、輸入車の場合、故障した時の修理に苦労するかもしれません。
部品がなかったり、そもそも輸入車の修理を受け付けていないバイク屋も多いです。
そういった点から、国産車の方が安心感があると言えます。
ただし、全国でチェーン展開しているバイク屋で買うのであれば、どんな車種を買っても、そのお店で修理してもらえる可能性が高いため、そこまで気にする必要はありません。
結局のところ、自分が好きなバイクを買うのがいいでしょう。
積載性がなくても、燃費が悪くても、足つきが悪くても、取り回しが大変でも、自分が好きなバイクであれば、許せるものです。
自分の予算と相談して、あなたが好きなバイクを買いましょう。