オービスとは
オービスとは、スピード違反している車両を自動的に撮影・記録し、取り締まるスピード測定器のことです。
オービスはボーイング社の商標からとった通称で、本当の名前は自動速度違反取締装置と言います。
警察の隠語では、自動的に違反車両を捕まえられることから、ネズミ捕り機と呼ばれることもあります。
スピードが出やすい道路や交通事故の起きやすいポイントに設置されていることが多いです。
密かに隠されていると思われがちですが、実はオービスの手前には「自動速度取締機設置路線」などの標識があります。
バイクはオービスで捕まる?捕まらない?
まずオービスで警察に捕まる仕組みは、運転手の顔の写真と車両のナンバープレートの確認をして、スピード違反をした人物を特定します。
この2つが鮮明に写真として残っている運転手だけが、検挙されます。
それでは、バイクの場合、オービスで捕まるのか、捕まらないのか考えてみましょう。
まず運転手の顔ですが、バイクではヘルメットの着用が義務化されていますので、ほとんど隠れていることが多いです。
特にフルフェイスヘルメットやオフロードヘルメットを被っている場合、顔全体が見えません。
ただし、ジェットヘルメットやハーフヘルメットの場合、顔半分は出ています。
警察は科学捜査研究所という科学捜査の研究や鑑定をする機関があり、そこが本気を出せば顔の一部が写っていれば容疑者を割り出すことができます。
そのため、ジェットヘルメットやハーフヘルメットの場合、顔の一部から運転者を割り出すことができる可能性はあるということです。
それでは続いて、ナンバープレートについて考えてみます。
多くのオービスは、前のナンバープレートや運転手の顔を撮影するため、車両の前方を撮影します。
つまり、車両の後ろの写真は撮影できないのです。
バイクのナンバープレートは後ろについていますので、多くのオービスでは撮影できません。
ただし、オービスでも車両の前後を撮影できる種類も存在しているため、その種類のオービスであればバイクの後ろに付いたナンバープレートも撮影できるということです。
ここまで考えてきて、バイクがオービスで捕まる条件が見えてきたはずです。
それは次の通りです。
- ヘルメットがジェットヘルメット、ハーフヘルメットなどの顔の一部が出る種類
- 前後撮影できるオービスである
最低でも、この2つが揃っていないとバイクに乗っていてオービスで捕まることは考えられません。
しかも、この2つが揃っていても、シールドで光が反射して顔がほとんど撮影できていなかったり、うまくナンバープレートが撮影できていない場合、検挙されることはほぼないでしょう。
バイクはオービスで捕まらない=警察に捕まらない?
上記を読んで頂ければ、バイクはオービスで捕まる可能性は非常に低いということがわかったと思います。
それでは、オービスで捕まらないから、絶対に警察に捕まることはないということでしょうか?
その答えは、NO!です。
オービスで捕まらないからといって、オービスが設置されている道路で何度もスピード違反をしていれば、警察に目を付けられます。
目を付けられるということは、その場所で張り込みをされて、スピード違反の現行犯で捕まる可能性が高いということです。
それに高速道路はもちろんですが、一般道路にも覆面パトカーが走っており、オービスの有無に関係なく捕まる可能性があります。
また覆面パトカーだけでなく白バイに取り締まりを受ける可能性もあります。
ですので、バイクはオービスでは捕まりにくいからといって、スピード違反を繰り返していると、必ずいつか警察に捕まることになるでしょう。
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