ヤマハ・SR400の評価・インプレです。
この投稿をしてくれたのは、北海道北見市在住の43歳の男性です。
SR400は、2010年にキャブからFI（ヒューエルインジェクション）に変わりましたので、キャブレター（BST34キャブ負圧式）時代のSR400です。
この時代のSR400を購入予定の方は、是非、参考にしてみてください。
1996年式、キャブレター、SR400の評価・インプレ！
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 43歳 |
| 身長 | 167cm |
| 住所 | 北海道北見市 |
| 車種 | SR400(ヤマハ) |
| バイクの色 | グレー |
| 排気量 | 399cc |
| 年式 | 1996年式 |
| シート高 | 790mm |
| 車体重量（装備重量） | 170kg |
| エンジンタイプ | 4サイクル・OHC・2バルブ |
| 燃料タンク容量 | 12.0リットル |
SR400の軽い紹介
このバイクは1978年ヤマハから発表され、排ガス規制など必要なところは最小限に変更しつつも、40年間形を変えずに生産されているバイクです。
とにかく昔ながらのレトロなバイク、速くないバイク、振動がすごいバイク、です。
未だにセルなどなく、キックオンリーでエンジンをかけます。
もし、最新のバイクをイメージしている、とにさらにかくスピードが出せるバイクに乗りたい、振動などなく快適なツーリングをしたい、などと考えているのであれば、真っ先に除外されるバイクであるのは間違いありません。
このバイクは、今の事態とは全く逆のベクトルに向いているバイクだと思っています。
とにかく、スピードは出ません。
下手したら１２５㏄と競争したら負けます。
積載性
積載性は、バイク自身にはほぼ皆無なので工夫が必要です。
単気筒エンジンでさらにバランサーなどないので、とにかく振動はすさまじく、暖気しているときもバイクが振動で動いています。
最低限の機能しかないので、バイクは軽いです。
足つき
バイク自身は今の４００CCと比べると、コンパクトな部類になると思います。
ひょっとしたら、２５０㏄に見えるぐらいの大きさです。
１６７㎝の私がバイクを跨げば、両足きちんと地面につくので信号待ちの時も全く苦になりません。
このバイクは女性もたくさん乗っているので、よほど身長がひくい人でない限り心配はしなくてもいいのではと思います。
燃費
燃費は、単気筒エンジンなのでとにかく燃費はよいです。
私個人のSR４００で１Lあたり、３４ｋｍぐらいあたり走るかなと思います。
去年、北見から札幌までツーリングに行きました。
片道３５０㎞ぐらいの距離でしたが、給油は札幌で一度入れたぐらいで、途中の給油は一回もすることなく走りました。
ちなみに、SR４００のタンクは１２Lぐらいガソリンを搭載できます。
シーズン中は通勤でもバイクを使い、休みの日は１５０～２５０㎞ぐらいのツーリングに行きますが、ひと月に３回くらいの給油で、３０００～４０００円くらいの燃料費を払っています。
２５０㏄でもスポーツバイクなどとにかくぶん回すバイクであれば、これぐらいのガソリン代では済まないのではと思いますので、燃費はいいバイクではないかと思います。
燃費だけで見ればとてもコスパのいいバイクです。
エンジン性能
エンジン性能は、単気筒なので、とにかくパワーはありませんし、当然スピードも出ません。
高速で１００㎞の速度で持続しながら走行するのは私はできません。
しかし、エンジンのトラブルは今のところありません。
ともすれば、オイルさえきちんと変えていれば、エンジンの故障など起きないと言われているぐらい頑丈なエンジンだと評価されています。
とにかく頑丈で、故障知らずなエンジンであるのがこのバイクのエンジンの特性です。
走行性能
なんども言いますが、早くは乗りたい人は乗らない方がいいバイクですので、スピード走行は期待できません。
パワーもありませんのでとにかく遅いです。
ただし、元はXT５００という今でいうモトクロスバイクが先祖なので、ひとまず簡単なオフロードもこなすことはできます。
取り回し
バイク自体は２００㎏もないので、とても取り回しは軽いです。
スピード・パワーさえ求めなければ何でもこなす優秀なバイクです。
長期ツーリング
長期ツーリングをしようと思うのであれば、荷物をどうやって載せるかは工夫が必要です。
工具やロックチェーンなどの日常でも積んでおきたいものも、このバイクには工夫が必要です。
ヘルメットロックは装備されているので、そこはいいですが。
乗り心地
乗り心地は悪いバイクです。
特に振動が苦手であれば、このバイクは選択肢からすぐに消した方がいいです。
単気筒エンジン特有の振動がとにかくあります。
さらに、エンジンバランサーなどついていませんので、エンジンの振動がダイレクトに感じられます。
もし、シートをカスタムして薄いものにしようと考えているのであれば、振動対策はしっかり考えた方がいいかと思います。
個人的には、SRのノーマルシートは振動をあまり感じさせない優秀なシートだと思いますので、変えない方がいいかと思います。
SR400の良かったところ
このバイクはとにかくエンジンは丈夫です。
年式は古いですが、今のところ大きなトラブルに見舞われたことはありません。
タイヤなど消耗品を交換したぐらいで、入院して修理しなければならないことは今のところありません。
ちなみに、古い年式でもSR４００はいまだに新品パーツが手に入りますし、バイク自体もたくさん流通しているので、純正パーツが手に入らないという心配は皆無です。
維持費
そんなSR４００を今３年くらい乗っていますが、年間の維持費はガソリン代も含めて１０万円行かないくらいで乗っています。
マイナートラブルでバイク屋で見てもらうことはたまにありますが、簡単なトラブルはSRの整備教本が売っていたりネットで調べたりして自分で整備したりします。
総評
このバイクはとにかくシンプルなので、整備や修理など自分でやろうと思えば何でもできるバイクだと思います。
カスタムパーツもたくさん流通しているので、いろいろなジャンルのバイクに化けます。
色々欠点が多いバイクですが、逆にその欠点がこのバイクの魅力でもあります。
自分だけのバイクを持ちたい人、昔ながらのバイクに憧れを感じる人、などスピード・快適装備・最新装備など求めない人が選ぶバイクかと思います。
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