このページでは、バイクのタイヤにおすすめの空気入れを紹介します。
またそれぞれの空気入れの特徴や選び方についても解説しておりますので、バイクタイヤの空気入れの購入を検討している方は、是非、参考にしてみてください。
はじめに:バイクのタイヤに適切な空気圧を保つことの重要性
はじめに、バイクのタイヤに適切な空気圧を保つことの重要性を解説します。
バイク乗車前の点検に使う合言葉として、「ブタと燃料」という言葉がありますが、タイヤのチェックというのは、非常に大切なポイントです。
※ブタと燃料・・・ブレーキ、タイヤ、灯火類(ライト)、燃料(ガソリン)の頭文字
タイヤのチェックポイントとしては、亀裂の有無や溝がしっかりと残っているか、釘などが刺さっていないかなどのチェックも重要ですが、空気圧が適正かどうかも大切なポイントです。
空気圧が低すぎると、ハンドル操作が難しくなり、最悪の場合、バイクのタイヤが走行中に急激に破損してしまう可能性があります。
それが高速道路を走行中だったとすると、事態は最悪です。
逆に空気圧が高すぎるのもよくありません。
空気圧が高すぎると、グリップ性能が低下し、滑りやすくなってしまいます。
そうなると、やはり、交通事故につながる危険性が高くなってしまいます。
ですので、バイクのタイヤに適切な空気圧を保つことは非常に重要なことなのです。
バイクに乗る前にタイヤを点検し、月に一度はエアゲージを使用して空気圧を測定する習慣を付けるようにしましょう。
空気入れの種類と特徴
ここでは、空気入れの種類と特徴を紹介します。
手動式ポンプ
手動式ポンプは、ハンドルを押し込むことで空気を入れられます。
昔、自転車でも使った方が多い、お馴染みの空気入れです。
実はバイクのタイヤは、自転車用の空気入れでも代用可能です。
ただし、基本的にはバイクのタイヤは米式バルブ対応なので、仏式バルブや英式バルブ対応の空気入れではなく、米式バルブ対応の空気入れでなければなりません。
また、エアゲージも付いていないと空気圧を測定できませんので、エアゲージが付いていない場合は別で買う必要があります。
足踏み式ポンプ
手動ではなく、足踏み式ポンプ(フットポンプ)の空気入れもあります。
手動式と違って、体重を乗せやすいので、力のない男性、女性や高齢者にはおすすめです。
ただし、基本的には一度に入れられる空気量が少ないため、何度も足踏みする必要があり、体力を必要とします。
それが嫌な場合は、ツインシリンダータイプの一度に入れられる空気量が多いタイプをおすすめします。
電動式ポンプ
電動式ポンプは、文字通り、電気の力を使って空気を入れられる器具です。
そのため、ボタン一つで空気を入れられるため、非常に便利です。
またオートストップ機能が付いていれば、指定した空気圧になると自動で止まるため、夜間や薄暗い場所でも関係なく空気を入れられます。
デメリットは、充電を忘れるとバッテリーが切れてしまい使用できないケースがあることや音が大きめであることです。
エアーコンプレッサー
エアコンプレッサーは、工業用途で用いられる大型の圧縮空気の発生装置です。
基本的にはサイズが大きく、バイクの持ち運びには不便ですので、家での使用が主な使い道です。
バイクについた細かいゴミやホコリの吹き飛ばしにも使えます。
バイクの空気入れの選び方
ここでは、バイクの空気入れの選び方を紹介します。
自宅で使用するのか、持ち運ぶのか
まずバイクの空気入れを自宅で使用するのか、それとも持ち運ぶのかによって、選び方が変わってきます。
持ち運ぶのであれば、当然、コンパクトな方がいいですし、自宅で使用するだけであれば、大きさは関係ありません。
持ち運ぶのであれば、エアコンプレッサーは選択肢としては除外してもいいでしょう。
他には、コンパクトな手動式、足踏み式であればいいですが、通常サイズのもおすすめできません。
持ち運ぶのであれば、やはり、電動式がおすすめです。
バッテリー切れが気になる方は、コンパクトな手動式、足踏み式の空気入れを選択しましょう。
自宅で使うのであれば、エアコンプレッサーも選択肢に入ってきます。
電源コードを使いたい場合や本格的な空気入れを購入したい場合、エアコンプレッサーはおすすめです。
人力(手動式・足踏み式)か電動式か
人力(手動式・足踏み式)か電動式かというのもバイクの空気入れを選ぶ際に重要なポイントです。
上記の「空気入れの種類と特徴」で解説しておりますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
人力(手動式・足踏み式)は、バッテリー切れになることがありませんが、空気を入れるのは大変です。
電動式は時間も手間も掛かりませんが、充電を忘れると、バッテリー切れになる可能性はあります。
どちらがいいのかは、それぞれが決める必要がありますが、メリット・デメリットを考えた上で、決定しましょう。
エアゲージの有無
バイクのタイヤに空気を入れる際は、エアゲージ(タイヤの空気圧を測定する計器)も必要です。
これはページ上部で解説したように、適切な空気圧にする必要があるからです。
電動式ポンプであれば、基本的にはエアゲージも付いていますが、手動式の場合、ない場合もあります。
エアゲージだけでも販売されていますので、付いていなければ、それを買えばいいです。
ただし、空気入れもエアゲージも持っていない場合、一体型のものを買った方が便利なのは言うまでもありません。
米式バルブに対応しているか
これもページ上部で触れたのですが、バイクのタイヤは基本的に米式バルブ対応なので、空気入れもそれに対応している必要があります。
商品説明に対応ノズルについて書いてありますので、米式に対応しているかチェックしてみてください。
バイクのタイヤにおすすめの空気入れ5選!
ここからは、バイクのタイヤにおすすめの空気入れを紹介していきます。
KUKiiREのスマート空気入れ
KUKiiREのスマート空気入れです。
ワンタッチで楽に空気を入れられ、指定気圧で自動停止し、バイクだけでなく、車、自転車、ボールの空気入れにも使えます。
この手の電動空気入れが初めてという方は、下記の動画がわかりやすいです。
動画を見ながら同じように使えば、簡単にタイヤに空気が入れられるのは、他社の製品と比較してメリットです。
コードレス電動空気入れ
コンパクトで持ち運びで使いたい空気入れを探している人におすすめです。
重量は370gの軽量タイプですので、バイクでの持ち運びにも便利です。
USB充電式なので、モバイルバッテリーも持ち運べば、バッテリー切れの心配もありません。
デジタルセンサー内蔵で、規定値まで空気が入った後は自動停止してくれるのも便利です。
キジマ (kijima) バイク バイクパーツ 空気入れ(携帯用エアーポンプ)
キジマ (kijima)の携帯用エアーポンプです。
こちらであれば、手動式の空気入れですが、コンパクトなので、持ち運びにも便利です。
電動式ではないので、バッテリー切れの心配もないですし、価格も安いので、いざという時のために持っておく分には十分かもしれません。
ただ、エアゲージは付いていないので別で買う必要があります。
また、電動式ではないので、体力は使います。
BAL (大橋産業) 高圧フットポンプツインシリンダー 最高圧力約1000kPa 1924
大橋産業(Ohashi Sangyo)の足踏み式空気入れです。
ツインシリンダーなので、人力とはいえ、一度に入れられる空気量は多いです。
簡易的なエアゲージも付いています。
ただ、持ち運びに関しては、若干、不便だと思います。
トップケースなどを取り付けており、スペースが余っているのであればいいですが、それでも持ち運ぶのであれば、もっと軽くて小さい電動式がおすすめです。
AstroAI エアコンプレッサー
AstroAIのエアコンプレッサーです。
多用途で使いたい方には、おすすめです。
こちら二つの填充モードがあり、高気圧モードは自動車、自転車、オートバイなどのタイヤの空気入れに使え、大容量ホース空気入れモードではエアーベッド、エアーマットレス、フロートなど大容量のものを低圧で膨張/収縮させることもできます。
AC,DCそして充電式バッテリーの3種類の電源が使えたり、20分間の連続使用ができたり、最後に設定した圧力を自動的に記録し、次回の空気入れの際に再適用できたり、色々と多機能、高機能になっております。
その分、値段も高いですので、上記の用途でも使うという方は、購入を検討してみてください。
バイクの空気入れだけであれば、コスパは悪いと思います。
おわりに
バイクのタイヤに適切な空気圧を保つことは、安全運転のためには非常に重要です。
どの空気入れを使ってもいいと思いますが、小まめにタイヤを点検して、万全の状態でバイクの運転をしましょう。
【追記 1】バイクのパンク修理キットも検討する
上記を読んで頂ければ、バイクのタイヤに適切な空気圧を保つことの重要性はわかったと思います。
ですが、いくらバイクのタイヤに適切な空気圧を保てていても、パンクする可能性はゼロにはできません。
そこで、万が一のためにもバイク用パンク修理キットも用意しておくことをおすすめします。
下記のデイトナの商品は、電動エアポンプも付いていますので安心です。
もちろん、JAFのようなロードサービスに加入しているのであれば、パンクの応急修理やけん引・搬送も依頼できるので問題ありません。
バイクのロードサービスへの加入を検討している方は、下記のページも参考にしてみてください。
【追記 2】バイクの空気入れはガソリンスタンドでもできる
上記では、主に空気入れを買って、自宅や遠征先で使うことを前提に解説させて頂きましたが、実はがガソリンスタンドでも空気入れを借りることができます。
数百円の費用が掛かるケースもありますが、だいたいは無料で空気入れを使うことができます。
セルフのガソリンスタンドの場合は自分で空気を入れ、友人のガソリンスタンドの場合はスタッフがやってくれるケースもあります。
ですので、お金がもったいないという方はバイク用の空気入れを買わないという選択も可能です。
ただし、ガソリンスタンドの場合、自動車用の空気入れしか置いていなくて使いづらかったり、当然ですが、自宅では空気を入れられないので不便だったりします。
そのため、メリット・デメリットを考えて、自分はどうやってバイクのタイヤに空気を入れるのか検討してみてください。
バイクのタイヤメーカー11選の特徴!比較や違いを知る!
下記のページでは、国内外のバイクのタイヤメーカーの特徴を紹介しております。
バイクのタイヤ交換を検討している方やタイヤメーカーの比較や違いを知りたい方は、是非、参考にしてみてください。