今回、買取価格10万円のカスタムしたSR400を30万円で友人に売る体験談を提供してくれたのは、東京都足立区在住の４１歳の男性です。
売ったのは、色は青色、走行距離は２万キロ程、年式は１９９１年式、型式は3HT3のヤマハ・SR４００です。
この男性はSR400を売るために、最初はバイク屋を周ったそうです。
しかしながら、見積もられた買取価格は最高で１０万円でした。
この買取価格になったのは、やはり、カスタムしたSR400だったからです。
多くの買取業者では、カスタムを評価することはなく、査定金額は下げられる傾向にあります。
そんな折、バイクを探している友人が現れ、３０万円という高額な値段でSR400を売ることができたようです。
動画：YAMAHA SR400 〜ヤマハ魂の伝承 〜
買取価格10万円のカスタムしたSR400を30万円で友人に売る
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | ４１歳 |
| 住所 | 東京都足立区 |
| 売却したバイク | ＳＲ400（ヤマハ） |
| 排気量 | ３９９cc |
| ボディタイプ | オールドルック |
| 走行距離 | ２万キロ程 |
| 年式 | １９９１年式 |
| バイクの色 | 青色 |
| 型式 | 3HT3 |
| 備考 | カスタム車 |
SR400に様々なカスタムを施す
1991年式のヤマハ SR400に乗っていました。
友人から譲り受けたそのバイクを大変気に入り、様々カスタムを施しました。
最初はマフラーを交換し、次にセパレートハンドル、ミニメーター、シートは後ろが跳ね上がったセミダブルシート、ウインカーはノーマルよりも小さなものに変更するなどして外装を仕上げていきました。
こうしてパーツを交換してくると、他の人たちと同じタンクのデザインが気になるようになりました。
なので、次に行ったのはタンクの自家塗装です。
しかし、素人が行うとなかなかうまくいきません。
タンクの塗装全てはぎ落とし、そこに下地を塗りつけ、研磨して青色の塗料で塗りつけました。
乾いてからさらに研磨して、仕上げにクリアを何層にも吹き付けて塗装が完成しました。
外装が決まると次は性能のアップです。
キャブレターを京浜の cr キャブレターに交換して、アクセル開けた時に単気筒ならではの鼓動感を味わえるようにしました。
ここまででやめればいいのに、さらに昔のイギリス車のようにフレームを塗りたいと考えるようになりました。
それは業者に依頼し、全てエンジニや外装のパーツを外し、フレームをタンクと同じ青色に塗装してもらいました。
こうして様々なカスタムが施されたヤマハ SR400が仕上がりましたが、自分が大型自動2輪免許を取得したことから、次のオートバイを探すようになりました。
カスタムしたSR400を売るため、バイク屋を周る
ですが、お金は十分にはありません。
ここまで仕上げたカスタムであれば、それなりの値段がつくであろうと思い、まずはじめに近所のバイク屋に行きました。
そこでつけられた値段は7万円でした。
このバイク屋は価値がわかないと考え、次に大型のバイクショップに向かいました。
ここなら客層も幅広いから、この SR400の魅力が分かってくれるだろうと考えていました。
しかし、査定が終了した後に提示された金額は9万円でした。
この辺りから、自分のバイクの市場価値が理解でき始めてきましたが、それでも諦めきれず次に向かったのは買取専門のバイク店でした。
それまでのバイク屋めぐりの話を伝えたところ、9万円の金額に色をつけてくれて10万円となりました・・・。
どのバイク屋でも言われましたが、その値段をつけた理由を聞いて納得しました。
前オーナーが自分の好きなようにカスタムしまくったバイクを、次のオーナーはあまり欲しがらない、と言うのを聞き、それもそうだと納得したことを覚えています。
こんなにカスタムしてあるのに・・・と思いましたが、それは自分が楽しかった過程であり、それを次にオーナーとなる人が気に入るとは限りません。
しかし、そうは言っても、次のバイクを買う資金を算段するためには、SR400が売却できないことには頭金すらままなりません。
カスタムだけで50万ぐらいかけたものが10万円以下にしかならないというのは、頭では分かっていてもなかなか自分の中で落とし込むには時間がかかる作業でした。
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友人にカスタムしたSR400を30万円で売る
そんな折、バイクを探している友人が現れました。
その友人にこのSR400を見せると非常に気に入ってくれました。
バイク屋での査定金額は10万円程度だったので、20万円で売れたら御の字だと思っていましたが、愛着あるバイクをその金額で手放す勇気はなかったことと、あわよくばという思いから 30万円という金額を提示しました。
少し考えてから返答すると言うこととなりました。
後日頂いた返事はその金額で購入する、という嬉しいものでした。
ですので、購入に際しては名義変更などの書類の手続きや知人宅までの運搬などは、自分で行いました。
【参考】バイク売却の手続きに必要な書類
また、初めて買ったバイクなのに、セパレートハンドルは事故のもとになると考え、アップハンドルに変更して装着し直しました。
そして、これまで愛着のあったバイクと引き換えに30万円を頂き、次の候補であったgpz900 r を探しました。
しっかりとバイクが高値で売れたことで、次のバイクを買うにあたっては余裕ができました。
バイクを高値で売却するためには、労を厭わず様々なバイク店を周り、納得がいかなければバイク仲間や知人友人に使って個人売買できるように努力することが大切です。
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