このページでは、ハーレーの盗難防止対策とオススメの盗難保険を紹介します。
はじめに言っておきますと、100%の確率でハーレーの盗難被害に遭わない方法はありません。
いずれの方法にも欠点があり、プロの窃盗団に狙われたら、どうしようもないケースというのが存在します。
しかしながら、盗まれる確率を下げるということは可能です。
それは、一つの有効な盗難防止対策を講じるということもそうですが、複数の盗難防止対策を組み合わせることで、相乗効果を発揮して、盗まれる確率を下げることができます。
もちろん、10個も20個も対策を立てるのは現実的には難しいですので、自分ができる範囲の盗難防止対策をすることになります。
どれを選ぶのかは、あなた次第ですが、このページが少しでも参考になって頂ければ幸いです。
ハーレーの1年間での盗難件数は?
ハーレーの1年間での盗難件数ですが、データがありません。
というのも、警察庁の統計犯罪資料には車種やメーカー別のデータがないため、ハーレーのバイクが何台盗まれたのかはわからないためです。
乗り物盗の種類としては、自動車盗、オートバイ盗、自転車盗の3種類に分かれており、2019年1月~12月のオートバイ窃盗認知件数は、※11,255件でした。
※犯罪統計資料より
ですので、ハーレーの1年間での盗難件数は、これよりも低いということはわかります。
ハーレーは窃盗団に狙われる?
「ハーレーは窃盗団に狙われる?」の質問ですが、この回答はYESです。
なぜなら、窃盗団は盗んだバイクを海外に流されるケースが多いのですが、ハーレーは海外での需要が高く、高値で売れるからです。
ですので、バイクの盗難被害自体の件数は減少傾向にあるのですが、特にハーレーに関しては警戒心を強く持つ必要があるのです。
ハーレーの盗難防止対策9選!
バイクカバー
ハーレーの盗難防止対策の基本として、まずはバイクを隠すことが大切です。
バイクカバーは雨風や砂、ゴミなどからハーレーを守ってくれるだけでなく、車種が何なのかわからなくすることで、盗難防止にも役立ちます。
そもそもバイクカバーをしている人がほとんどだと思いますが、盗難防止という観点が抜けている場合、車体全部を覆えないハーフカバーにしたり、サイズが小さくて、ハーレーの一部が見えてしまっていても、そのままにしてしまうケースがあります。
ですので、盗難防止という視点に立つと、車体全部をすべて覆えるバイクカバーが望ましいです。
もちろん、大きさからハーレーだと窃盗団に推測されるのではないかと不安な方もいるでしょう。
確かに、その通りですが、バイクガレージを用意できる人の方が少ないと思いますので、最低限、車体全部を覆えるバイクカバーを用意しましょう。
ハーレー専用だと、以下のようなバイクカバーがあります。
ただ、盗難防止の観点だけで言えば、そこまで高性能なバイクカバーではなくても問題はありません。
とにかく、サイズだけには注意して、バイクカバー選びをしましょう。
バイク用簡易ガレージ
いちいち、バイクカバーを掛けるのは面倒という方もいると思います。
そのような方には、バイク用簡易ガレージがオススメです。
バイク用簡易ガレージであれば、一度、設営してしまえば、後はバイクを入れて閉めるだけです。
ただし、デメリットもあり、台風で飛ばされるリスクがあります。
ですので、ウォータウェイトを使ったり、ルーフシルバーで覆ってロープとペグで固定するなどの台風対策が必須です。
詳しくは、下記のページを参照してください。
ハーレーが入るサイズのバイク用簡易ガレージとは、以下のようなものです。
チェーンロック
チェーンロックは、最も一般的なバイク盗難防止装置です。
バイクを鉄柱などにつなぐことで地球ロックし、持っていかれないようにできます。
デメリットとしては、モノによっては一瞬で切断されてしまうことです。
100%切断できないチェーンロックはないのですが、少なくとも窃盗団に手間暇掛けさせるぐらいの強度は欲しいです。
ドイツにあるセキュリティ用品を製造しているABUSのチェーンロックはオススメですが、それ以外でも、ある程度の強度があれば、問題ありません。
大事なのは、複数の盗難防止対策を取ることです。
ディスクロック
ディスクロックは、近年、人気が高まっているバイク盗難防止装置で、タイヤのディスクに取り付けるロックです。
ですので、ドラムブレーキの古い車種や原付等には、取り付けができません。
ですが、ディスクブレーキのバイクにとっては、ワンタッチで取付でき、コンパクトで軽いため、とても手軽にロックできます。
ディスクブレーキの一番のデメリットは、サイズが小さいため、取り付けたことを忘れて発進させてしまい、故障や事故の原因になってしまう可能性があることです。
また地球ロックではないため、そのまま持ち運ばれた場合、意味がないことです。
そのため、これは他のロックにも言えることですが、ディスクロックだけでは不十分で、他のロックと組み合わせて使うと効果的です。
U字ロック
ディスクロックよりかは重いですが、小さくてコンパクトなので手軽にロックできます。
ディスクロックのように付けたのを忘れるほど目立たなくはないため、そのまま発進させる可能性も低いです。
※もちろん、絶対ではないです。
ただ、地球ロックできないため、やはり、そのままハーレーを持っていかれる可能性はありますし、ディスクロックと比較すると重いのがデメリットです。
アラームパッドロック
アラームパッドロックは、振動を感知すると警告音を発するロックです。
大きな音は窃盗団にとって大敵であるため、盗難防止効果も高いです。
デメリットは、誤作動で鳴ってしまい、近所迷惑になったり、恥ずかしい思いをする可能性があるということです。
イモビライザー
イモビライザーは、キーに内蔵された電子チップのIDとバイクのコントローラーのIDを照合してエンジンを掛ける仕組みになっている装置です。
つまり、オリジナルキーでなければエンジンがかからないため、盗難防止に役立つということです。
ハーレーでは、2014年以降ツーリングモデル、2018年以降ソフテイルモデルにはスマートセキュリティシステムが標準装備されていますので、イモビライザーは関係ありません。
ハーレーダビッドソン純正セキュリティーシステムは、2007年以降のモデルで、適合車種であれば取付可能です。
コンテナトランク(屋外型)
コンテナトランクは、定期的な巡回、ロックなど、バイクの盗難対策としてもセキュリティ性が高いと言えます。
そのため、ハーレーを盗まれるリスクは減少できる可能性が高いです。
デメリットは、近くにコンテナトラックがある可能性が低いことや絶対に安全とも言い切れない部分があることです。
そもそも、扉を破壊される可能性がありますし、警備員がいない時間帯を狙って、浸入する可能性もあります。
ですので、もしもコンテナトラックを利用したい方は、現地に足を運んで、どのような場所で、どのようなセキュリティなのかしっかり確認するようにしましょう。
ドッとあ~るコンテナ、加瀬のレンタルボックス
、スペースプラスでは、全国にコンテナトラックがあります。
コンテナトラックを検討している方は、是非、チェックしてみてください。
GPS追跡装置
GPS追跡装置は、GPS発信機をバイクの車体に隠しておくことで、盗まれた後も位置情報をチェックできますので、警察への情報提供として、非常に有用です。
デメリットとしては、GPS追跡装置によって価格は異なるのですが、毎月、simカードの料金が掛かることと、窃盗団に見つかったら、意味がないということです。
ただ、窃盗団も盗む時は車体全体を確認することはできませんので、見つかりにくい場所に隠しておけば、早期の発見は難しいと思います。
ですので、盗まれたとわかったら、すぐに警察に電話して、捜査を開始してもらうことが大切です。
当サイトでは、MONIMOTOのバイク用盗難防止GPS追跡装置をオススメしております。
※公式サイトで購入の方は、下記のクーポンコードを入れると、10%割引でMONIMOTOのバイク用盗難防止GPS追跡装置が購入できます。
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※有効期限:2023年12月31日
ハーレーにオススメの盗難保険
上記では、ハーレーの盗難防止対策を解説してきました。
ですが、冒頭でも申し上げた通り、100%の確率でハーレーの盗難被害に遭わない方法はありません。
どんなに対策を講じても、盗まれるときは盗まれてしまいます。
ですので、万が一に備えて、盗難保険も検討するのがいいでしょう。
ZuttoRide Clubでは、バイク盗難保険で最大300万円まで補償してくれます。
またパーツだけの盗難であっても最大20万円まで、カギ穴いたずらの場合は最大5万円までの補償があります。
※補償金額が高くなるほど、年会費も高くなる仕組みとなっております。
その他、バイク専門の盗難保険ならではの特典もいっぱいあります。
※下記参照
盗難防止対策だけでは不安な方は、是非、検討してみてください。
ZuttoRide Clubの盗難保険に加入しているハーレーの車種ランキング
画像引用:ZuttoRide Club
上記は2017年6月時点におけるZuttoRide Clubの盗難保険に加入しているハーレーの車種ランキングです。
1位がXL1200X、2位がXL883N、3位がFXDLでした。
おおよそ、ハーレーダビッドソンの人気車種ランキングと同じ結果です。
ですので、ハーレーの特定の車種であれば盗難保険に加入するというのではなく、どの車種でも、比率的にそこまで変わりなく、盗難保険に加入しているのが予想できます。