このページでは、HJCのヘルメットの安全性、強度について解説しております。
HJCヘルメット評判もまとめましたので、購入を検討している方は、是非、参考にしてみてください。
HJCとは
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HJCとは、韓国のヘルメットメーカーで、正式には株式会社ホンジンHJCと言います。
設立は1971年で、丁度、ニクソン・ショックで米ドルと金との交換の停止、ブレトンウッズ体制の終結の年でした。
1987年には、初めてSNELL規格を取得しました。
SNELL規格とは、ヘルメットの品質の基準です。
このSNELL規格のテストにパスするということは、SNELL記念財団が定めた品質以上であることを示します。
このSNELL規格は、5年ごとに規格が見直されており、その都度、テスト内容が難しくなっていると言われております。
もちろん、このSNELL規格をパスするためには、ヘルメットのモデルごとにSNELL記念財団に送ってテストしなければならず、HJCのヘルメットがすべてSNELL規格をクリアしているという訳ではないということは注意が必要です。
その後、1990年代にはアメリカで販売数No.1になりました。
また日本では、ヤマハ・ワイズギアのOEM先としても知られています。
HJCの特徴としましては、比較的、安いモデルが多いということ、また種類が多く、カラーバリエーションやサイズなど、豊富なラインナップが揃っています。
HJCのヘルメットの安全性は?強度はどう?
「HJCのヘルメットの安全性は?強度はどう?」という質問の回答なのですが、結論から申し上げますと、ヘルメットの種類による、もしくはどのメーカーと比較するかによるということです。
まどろっこしくて申し訳ないのですが、ヘルメットという身体に直接影響を与える道具である以上、上記のように説明するのが適当かと思いました。
HJCヘルメットの中にも、Snell基準をパスしているような上位モデルもあれば、とても安価なハーフヘルメットもあります。
つまり、一概にHJCヘルメットは安全性が高いだとか、逆に危険だとかは言えないのです。
ただ、皆さんがイメージしているような1~2万円(66~132ポンド)のHJCのフルフェイスヘルメット言えば、ほぼSnell規格ではなく、SG・JIS規格のみですので、ほぼすべてがSnell規格をパスしているAraiや非常に厳しい品質管理で知られるSHOEIと比較すると、安全性は全体的に低いイメージがあります。
以下の動画では、120ポンド(54.4310844 キログラム)のダンベルを7フィート(2.1336 メートル)の高さから落として、HJC A-12 Carbon、Shoei X11、そしてArai Corsair Vのヘルメット強度の違いを実験しております。
注意点としましては、これは正式なSnellが承認したテストではないですし、メーカーの一種類のヘルメットだけですので、すべてのヘルメットで同じになるとは限らないということです。
ただ、ヘルメットによって、安全度はかなり異なるんだなという認識を持っていただくには、最適だと思います。
HJCヘルメットの安全性・強度の評判
良い評判
一応hjcのヘルメット持ってますが粗悪な感じはないですよ
しかしながら
国産は安心感がありますね価格の差も気になります
ブランド力なのか品質なのか安全性なのか…— ソウ (@sinrei_sou) January 4, 2018
一応hjcのヘルメット持ってますが粗悪な感じはないですよ
しかしながら
国産は安心感がありますね価格の差も気になります
ブランド力なのか品質なのか安全性なのか…— ソウ (@sinrei_sou) January 4, 2018
実際に事故でがっつり頭を打ったヘルメットは
15年前のゼニス(=HJC)1回だけで、
何とも無かったからOGK F-17の比較対象で
RPHA11も入ってるヨ
※側頭部が弱いのと3年目モデルがネガ— airhead (@b3_3) April 1, 2021
悪い評判
HJCのヘルメットかぶってるけどくっそ安くて怪しいから事故れない使命感があって安全運転出来るよ
— りこちんー (@Lico_1) July 25, 2012
評価のまとめ
安全性や強度についての評判というのは、ほとんどありません。
これは当然で、実際に交通事故に遭った人しかレビューできないからです。
死亡事故に遭った方が、「あぁ、HJCのヘルメットにするんじゃなかった…。」なんて言えないですからね。
結局のところ、個々のヘルメットがどの安全規格にパスしているのかを確認したり、その会社がどのような品質管理及びテストをしているのかをチェックするしかありません。
HJCヘルメットの安全規格:SG・JIS・MFJ・SNELL
HJCは、それぞれのヘルメットにより、SG・JIS・MFJ・SNELLなどの規格にパスしております。
どの規格にパスしているかは、それぞれの商品をチェックしてみてください。
ここでは、それぞれの規格について解説しております。
SG規格
一般財団法人製品安全協会が定めるSG基準に適合することで認証される規格。
SGマーク付きのヘルメットの欠陥により、人身事故が発生した場合、最高で1億円の損害賠償が行われます。
JIS
JISとは、Japanese Industrial Standardsの略で、日本産業規格を指します。
125cc以下限定のJIS 1種と排気量無制限のJIS 2種があります。
一般財団法人製品安全協会のサイトには、JISとSGの違いについて、以下のように解説されています。
JIS(日本工業規格:Japanese Industrial Standards)は、工業標準化の促進を目的とした国家規格(例;乾電池の形状など)であり、基本的には製品の安全性に特化したものではありません。また、JISへの適合性を示すJISマーク制度もございますが、JISマーク制度は事故発生時の賠償処置はありません。参照URL:http://www.jisc.go.jp/jis-act/index.html
一方、SG基準は一般消費者の生命や身体の安全を確保することを目的としており、安全性に特化した要求事項を定めています。また、表示や取扱説明書など使用上の注意に関する事項もSG基準では定めています。SG基準への適合性を示すSGマーク付き製品で製品起因の人身事故発生時には賠償処置が講じられます。引用:一般財団法人製品安全協会
SNELL規格
SNELL財団によって規定されている規格です。
5年ごとに規格が見直されており、その都度、テスト内容が難しくなっています。
MFJマーク・特別推薦白ラベル
MFJとは、Motorcycle Federation of Japanの略で、一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会を指します。
MFJマーク・特別推薦白ラベルとは、SNELL規格をパスしているヘルメットに貼られております。
国際格式(FIM公認)・MFJ公認レースに必須のラベルです。
MFJマーク・金ラベル
MFJマーク・金ラベルは、JIS規格をパスしているヘルメットに貼られております。
MFJ公認レースに必須のラベルです。
PSC
国内のヘルメット販売に必須のマークです。
安全基準は、2017年にJIS規格と同じになりました。
SG規格・JISにパスしているHJCのフルフェイスヘルメット
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HJC(エイチジェイシー) バイクヘルメット フルフェイス BLACK(MC5SF) (サイズ:L) CS-15 SONGTAN(ソンタン) HJH114
SG規格・JISにパスしているHJCのフルフェイスヘルメットです。
とても人気が高く、デザイン性も高いモデルです。
HJC(エイチジェイシー)バイクヘルメット フルフェイス ブラック (サイズ:S) CS-15ソリッド HJH113
とてもシンプルなデザインのHJCのフルフェイスヘルメットです。
SG規格・JISにパスしております。
HJC(エイチジェイシー)バイクヘルメット フルフェイス NAVIYA(MC8) (サイズ:S) CS-15 NAVIYA(ナヴィア) HJH162
HJCのフルフェイスヘルメット、CS-15 NAVIYA(ナヴィア)です。
おしゃれなデザインのヘルメットで、女性のバイク乗りにおすすめです。
規格はSG/JISにパスしています。
大きさは、S、M、L、XLの4種類です。
SG規格・JISにパスしているHJCのオフロードヘルメット
HJC HELMETS オフロード ブラック/イエロー (サイズ:M) CS-MXII ELLUSION(エリューション) HJH200
SG/JIS規格にパスしているHJCのオフロードヘルメットです。
内に籠った熱気を排出したり、息苦しさを軽減する設計がなされており、快適にヘルメットを被ることができます。
SG規格・JISにパスしているHJCのシステムヘルメット
HJC HELMETS システム ブラック/イエロー (サイズ:S) i90 HOLLEN(ホレン) HJH190
SG規格・JISにパスしているHJCのシステムヘルメットです。
システムヘルメットは、フルフェイスとジェットの良い所どりのようなヘルメットです。
眼鏡を掛けたままヘルメットを被れるので、眼鏡ライダーにもおすすめです。
SG規格・JISにパスしているHJCのジェットヘルメット
HJC HELMETS(エイチジェイシー) バイクヘルメット オープンフェイス
SG規格・JISに合格したHJCのジェットヘルメットは、シンプルなデザインでありながら、高度な機能性と安全性を兼ね備えています。
頑丈なポリカーボネートシェルが、優れた耐衝撃性を提供します。視界を確保するための格納式サンバイザーは、ブラックダークスモーク仕様で、日差しから目を守ります。
さらに、3DピンロックシールドにはUVカット機能が付いており、目への紫外線ダメージを防ぎます。
通気性にも優れており、ACS(Advanced Channeling Ventilation System)によって、効率的な空気の流れが確保されます。また、ラピッドファイヤーシールド着脱システムにより、簡単かつ迅速にシールドを取り外すことが可能です。
これ一つで多くの機能と安全性を得られるので、長時間のライドでも安心と快適性が保証されます。
HJCのヘルメットに関するQ&A
ここでは、HJCのヘルメットに関してQ&A方式で回答します。
HJCのヘルメットのサイズ感は?
HJCのヘルメットのサイズ感は、他社と比較すると小さめなケースが多いようです。
ただし、ヘルメットによっても変わってきますので、口コミ・評判を調べたり、実際に試着した方がいいです。
HJCはどこの国のヘルメットメーカー?
上記でも書きましたが、韓国のヘルメットメーカーです。
HJCはどのようなヘルメットメーカー?
HJCの公式サイトには、以下のように書かれています。
HJCは、空力、ベンチレーション、騒音などをテストする最先端の「風洞実験施設」を備えた数少ない企業の1つです。韓国とベトナムに製造工場を構え、世界中のライダーの要望に応えるべく、エントリーレベルからハイエンドレベルまで、幅広いグレードのヘルメットを生産しています。
引用:HJC
つまり、HJCは、優れた品質管理と革新的な技術を特徴とするヘルメットメーカーです。
空力、ベンチレーション、騒音などの性能を徹底的にテストするための先進的な風洞実験施設を有しており、この施設は業界でも珍しい存在です。
韓国とベトナムに製造工場を構え、世界各地のライダーのニーズに対応するため、幅広いグレードのヘルメットを提供しています。
HJCの製品ラインナップは、エントリーレベルからハイエンドまで、ライダーの多様な要求を満たすよう設計されています。
ヘルメットの快適さ、耐久性、安全性を重視し、最新の技術と素材を使用しています。
また、HJCのヘルメットはスタイリッシュで現代的なデザインが特徴であり、ライダーにとってファッションステートメントとしても機能します。
HJCは、プロのレーシング選手から日常の通勤ライダーまで、幅広い顧客層に対応する製品を提供しており、その品質と革新性により世界中のユーザーから高い評価を受けています。
ライダーの安全を最優先に考え、常に業界標準を上回る製品を目指しています。
HJCのヘルメットは、安全性とスタイルを兼ね備えた高品質な選択肢として、多くのライダーに選ばれています。
HJCはロードバイクのヘルメットも製造している?
HJCは2018年にサイクルスポーツ界に参入しました。
今では多くのロードバイク用のヘルメットを製造しています。
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HJC HELMETSの公式サイト
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バイクヘルメットの色の組み合わせと事故率について
下記のページでは、バイクヘルメットの色の組み合わせと事故率について調べてみました。
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