このページでは、バイク関連の株主優待を調べてみた結果をまとめております。
一般NISAの非課税投資枠が余っている
バイクメーカーを株主になることで応援したい
バイクツーリングで役立つ株主優待を知りたい
上記のような方の参考になれば幸いです。
そもそも株主優待って何?
当サイトを読んでくれている方の中には、バイクには興味があるけれど、株式投資や株主優待とは無縁の生活を送っているという方もいると思いますので、まずは『そもそも株主優待って何?』という質問に回答します。
株主優待とは、株式会社が権利確定日に一定数以上の株を保有している株主に対して提供する特典やサービスです。
この株主優待というのは、日本独自に発展した制度で、世界の会社ではほとんど実施しておりません。
しかも、日本の株式を世界の投資家が持っていても、株主優待は発送しておりませんので、日本国内投資家の特権とも言えます。
ただ、すべての企業で実施している訳ではなく、年にもよりますが、20~30%程度です。
それではバイク関連の企業はどうなのか、というのがこのページの趣旨です。
【メーカー編】バイク関連の株主優待を調べてみた結果
まずは日本の4大メーカーの株主優待を調べてみました。
日本の4大メーカーとは、以下の4つです。
- ホンダ
- ヤマハ
- カワサキ
- スズキ
ホンダ
ホンダの株主優待は、以下の2つです。
- <3月末>鈴鹿サーキットおよびツインリンクもてぎの株主優待券(1回限り)
- <6月末>レースご招待、カレンダー(応募制)
権利確定日によって、株主優待が異なります。
鈴鹿サーキットでは、入園・駐車料金が無料となります。
また、アトラクション乗り放題のパーク1デーパスポートが優待料金となります。
※夏季の場合、プールアクア・アドベンチャーの入場料が優待料金になります。(どちらか一方です。)
モビリティリゾートもてぎ(旧ツインリンクもてぎ)では、入園・駐車料金が無料となります。
また、のりもの乗り放題のパークパスポートが優待料金となります。
もしくは、当日予約制のレーシングカートを優待料金にすることも可能です。(どちらか一方です。)
優待券一枚で5名及び普通車またはバイク1台までは有効ですので、車に乗って大人5人で行った場合、かなり割安で行けるということです。
逆に1人で行く場合、そこまでの割引になりませんので、株主優待として魅力は薄いかもしれません。
権利確定月
3月末日・6月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・312,900円
ヤマハ
12月末日の株式保有でもらえるヤマハの株主優待は、ポイントの進呈です。
保有株式数と保有期間によって、以下のポイントがもらえます。
500株以上・・・2,000ポイント(3年未満)、3年以上(3年以上)
1,000株以上・・・3,000ポイント(3年未満)、4,000ポイント(3年以上)
そのポイント数に応じて、株主優待品がもらえるというカタログギフト方式となっています。
100株でも3年以上保有していると、500株以上(3年未満)と同じ2,000ポイントですので、保有期間が結構、大きく影響していると言えます。
何がもらえるかは、下記の公式サイトをご覧ください。
ジュビロ磐田Jリーグ観戦ペアチケット(1000ポイント)やヤマハボート免許教室利用割引券(2000ポイント)、ヤマハマリンクラブ・シースタイル利用割引電子クーポン(2000ポイント)などがあります。
また、バイク関連で言うと、ヤマハバイクレンタル利用割引券(2000ポイント)やヤマハテクニカルセンター(静岡県掛川市)の二輪免許教習で利用できる割引券(2000ポイント)、ヤマハVMX12ピンナップがあります。
※ピンナップとは、ピンで壁等に留めて飾るポスターです。
また、6月末日の株式保有でもヤマハは優待がもらえますが、1,000株以上の保有が必要なことと、レーシング・マリンのいずれかのカレンダーだけです。(希望者のみ)
権利確定月
12月末日・6月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・ 316,500円
500株・・・1,582,500円
1000株・・・3,165,000円
カワサキ(川崎重工業)
カワサキ(川崎重工業)では、株主優待制度を採用しておりません。
余談ですが、独製シェニール織物の高級ハンカチ等を輸入販売している(株)カワサキでは、200株以上の保有でレイクアルスターシェニールハンカチ又はハンカチの株主優待があります。
※2023年10月13日に(株)カワサキは、株主優待の廃止を発表しました。
スズキ
スズキでも、現在、株主優待制度を採用しておりません。
※2020年3月末までは、100株以上保有の株主に、静岡茶2本セットの株主優待がありましたが、廃止されてしまいました。
バイクツーリングやメンテナンスで使える株主優待
ここからは、4大メーカー以外のバイクツーリングやメンテナンスで使える株主優待を見ていきましょう。
TONE(株)
TONE(株)は、総合工具メーカーです。
1,000株以上の株式を11月末日に保有していると、TONE(株)グループの5,000円相当の製品をもらえます。
過去には、ボールラチェットドライバーセット、ハイブリッド電動ドライバー&草抜きビットセット(L-CHD21PWS)、使えるキーホルダー3点セット、ビットラチェットセット、すべらんドライバー 3本セットなどが株主優待としてもらえました。
バイクの修理やメンテナンスで使える工具をもらえる可能性がありますので、今年は何なのかチェックしてみてください。
権利確定月
11月末日
単元株数
100株
投資金額
1000株・・・775,000円
(株)AOKIホールディングス
(株)AOKIホールディングスは、紳士服専門店で有名ですが、ネットカフェの快活CLUBの主要株主でもあります。
そのため、以下のように快活CLUBで使える割引券を株主優待としてもらえます。
100株以上1,000株未満・・・総額20%割引券 10枚
1,000株以上・・・施設及び飲食料金総額20%割引券 30枚
快活CLUBは、長期ツーリングの際に利用する方も多いですので、総額20%割引券は嬉しいはずです。
他にも、バイクとは関係ないのですが、AOKI関連の割引券も株主優待としてもらえます。
権利確定月
3月末日・9月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・ 67,600円
500株・・・338,000円
1000株・・・ 676,000円
イエローハット
イエローハットは、カー用品店が有名ですが、2りんかんやバイク館も運営している会社です。
そのため、株主優待では全国の「イエローハット」、「2りんかん」、「バイク館」、そして「イエローハット車検センター」で使えるお買物割引券及び、「イエローハット」店舗で引換えできる「油膜取りウォッシャー液 2.5L 1本」商品引換券をもらえます。
もらえる割引券と商品引換券は、保有株に応じて、以下のようにもらえます。
100株以上・・・3,000円(割引券10枚)+ 商品引換券1枚
1,000株以上・・・7,500円(割引券25枚)+ 商品引換券1枚
3,000株以上 ・・・12,000円(割引券40枚)+ 商品引換券1枚
5,000株以上 ・・・15,000円(割引券50枚)+ 商品引換券1枚
権利確定月
3月末日・9月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・171,300円
1000株・・・1,713,000円
3000株・・・5,139,000円
5000株・・・8,565,000円
デイトナ
バイク用品やパーツで有名なデイトナにも株主優待があります。
ヤマハと同様にポイントの贈呈が株主優待となっており、カタログギフト制を採用しています。
ツーリング用品、ライディング用品、それに本社がある静岡の名産品などがポイントに応じてもらえます。
デイトナでは、株主専用の「株式会社デイトナ プレミアム優待倶楽部」というサイトも2022年2月25日に開設していますので、詳しくはそちらをご覧ください。
権利確定月
12月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・332,500円
300株・・・997,500円
700株・・・2,327,500円
1000株・・・3,325,000円
バイク王&カンパニー
バイク王&カンパニーにも株主優待があります。
それは、以下の3つです。
- バイク(126cc以上)購入に利用できる1万円割引優待券
- バイク(126cc以上)購入時、パートナーズパック加入に利用できる1万円割引優待券
- ECサイト「バイク王ダイレクト」で利用できるポイント1,000円分
つまり、バイクツーリングやメンテナンスで使えるのは3です。
また、バイクの買い替えを検討している方にも検討の価値があると思います。
権利確定月
11月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・102,700円
500株・・・513,500円
1000株・・・1,027,000円
(株)SHOEI
ヘルメットメーカーであるSHOEIにも株主優待があります。
それは、SHOEIのノベルティグッズもしくはSHOEI GalleryやSHOEI Online Storeで利用できる割引券です。
SHOEI GalleryやSHOEI Online Storeでは、ヘルメット、パーツ、アクセサリーを販売しております。
SHOEIのヘルメットは価格が高いですので、15%の割引だとかなり、お得に買えます。
権利確定月
9月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・520,000円
500株・・・2,600,000円
1000株・・・5,200,000円
(株)商船三井
(株)商船三井は、海運大手でさんふらわあという関西、九州間のフェリーサービスも提供しています。
そんな商船三井の株主優待は、さんふらわあの5,000円割引(9月期のみ)と、客船「にっぽん丸」の割引(3月期・9月期)です。
さんふらわあでは、バイクも一緒に運べますので、九州ツーリングを考えている方や逆に関西ツーリングを考えている方が利用できます。
権利確定月
3月末日・9月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・337,000円
1500株・・・5,055,000円
3000株・・・10,110,000円
イオン(株)
イオン(株)にも株主優待があります。
株主優待の内容は、株主優待カード(イオンオーナーズカード)特典(年2回)と3年以上継続して1,000株以上の株式を所有していると、イオンギフトカードも進呈されます。
ですので、長期ツーリングでイオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンターなどをよく利用する場合、メリットが大きいです。
イオンは全国にありますので、その点でも便利だと言えます。
権利確定月
2月末日・8月末日
単元株数
100株
投資金額
100株・・・261,100円
500株・・・1,305,500円
1000株・・・2,611,000円
3000株・・・7,833,000円
レッドバロンに株主優待はある?
レッドバロンをよく利用するライダーであれば、『レッドバロンに株主優待はある?』と疑問に思う方もいるかもしれません。
ですが、レッドバロンは非上場企業となっており、株主優待はありません。
NEXCO3社(東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社)に株主優待はある?
高速道路ををよく利用するライダーであれば、『NEXCO3社(東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社)に株主優待はある?』と疑問に思う方もいるかもしれません。
ですが、NEXCO3社(東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社)は非上場企業となっており、株主優待はありません。
株式投資にはリスクもあるので注意!
上記では、バイク関連の株主優待を紹介してきましたが、株式投資にはリスクもあるので注意が必要です。
株価というのは、日々変動しており、年間、10%、20%、それ以上値上がりしたり、値下がりしたりします。
例えば、30万円投資して20%変動すれば、プラスマイナス6万円になるということです。
プラスになればいいですが、マイナスになると、優に株主優待の特典を超えてきます。
ですので、リスクを最小限にしたい場合、優待クロス取引といって、同じ銘柄を同じ数量で買いと売りの注文を同時に行い、同じ価格で約定する取引をする必要があります。
ただし、その場合、信用取引のコストがかかるため、証券会社選びであったり、株主優待の特典との兼ね合いなど、よく理解して行わなければなりません。
そのあたりのリスクも考えて、株式投資は行いましょう。
個人的には、応援している会社で長期的な株主になるというのがいいのではないかと思っています。
それであれば、株価が下がってきてもメンタル的に耐えられる可能性が高いです。
ただし、株式投資というのは生活資金でやるものではなく、余剰資金でやるものです。
実際に株式投資を行う際は、リスクとリターンの関係をしっかりと考えて、確率的な思考を持ちましょう。
以下の本は、株式投資の本ではないのですが、確率的な思考方法を知るのに役立ちます。
※プロの女性ポーカープレーヤーが書いた本ですが、ポーカーに関する本ではありません。
株式投資だけでなく、人生のあらゆる面で役立つ可能性がありますので、是非、読んでみてください。
おすすめです。