バイクに乗ってイヤホンで音楽を聴くのは交通違反?
バイクに乗ってイヤホンで音楽を聴くのは、交通違反なのでしょうか?
結論から言えば、バイクに乗ってイヤホンで音楽を聴くだけで交通違反として切符を切られることはまずないと言えます。
ただし、周りの音がまったく聞こえないような爆音で音楽を聴いていたとしたら、すぐに警察に止められ、切符を切られ、反則金を支払うことになります。
そのことについては、各都道府県の道路交通規則や道路交通法施行細則に定められており、少しずつ書いてあることが違います。
例えば、東京都の道路交通規則では以下のように定められています。
(運転者の遵守事項)
第8条 法第71条第6号の規定により、車両又は路面電車(以下「車両等」という。)の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。
(5) 高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。
出典:東京都道路交通規則 第8条
バイクに乗ってイヤホンで音楽を聴くことについての直接の言及はありませんせが、ラジオを聞く等に含まれていると考えられます。
続いて、大阪の道路交通規則を見てみましょう。
(運転者の遵守事項)
第13条 法第71条第6号の規定により車両等の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。
(5) 警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示等安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような音量で、カーオーディオ、ヘッドホンステレオ等を使用して音楽等を聴きながら車両を運転しないこと。
出典:大阪府道路国通期則 第13条
こちらは、警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示など安全に運転するために必要な交通に関する音又は声が聞こえないような音量で音楽などを聴いてはいけないと、しっかりと音楽の文字もあります。
次いで、神奈川県の道路交通法施行細則を読んでみましょう。
(運転者の遵守事項)
第11条 法第71条第6号の規定により公安委員会が定める運転者の遵守事項は、次に掲げるとおりとする。
(5) 大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。出典:神奈川県道路交通法施行細則 第11条
こちらも音楽という文字が含まれており、イヤホンやヘッドホンを使用して、大音量で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないことと車両の種類まで丁寧に書かれています。
次いで、愛知県の道路交通法施行細則も見てみましょう。
(運転者の遵守事項)
第七条 法第七十一条第六号の公安委員会が定める車両等(車両又は路面電車をいう。以下同じ。)の運転者が守らなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。四 大きな音量で、カーラジオ等を聞き、又はイヤホン等を使用して音楽等を聞くなど安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令等を受信する場合は、この限りでない。
出典:愛知県道路交通法施行細則 第七条
書いてある内容は、他と同じです。
このような感じで、北海道、滋賀県、富山県、沖縄県なども確認しましたが、定められている内容はほとんど同じでした。
もう一度繰り返しますと、警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示など安全に運転するために必要な交通に関する音又は声が聞こえないような音量で音楽などを聴いてはいけないということです。
裏を返せば、警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示など安全に運転するために必要な交通に関する音又は声が聞こる音量で音楽などを聴くのであれば、交通違反ではないということです。
「よく片耳で聞けば捕まることはない。」、「スピーカー内蔵ヘルメットを使用すれば問題ない」と言われるのは、このような理由があります。
片耳で音楽を聴くのであれば、もう片耳は外の音や声が聞こえますし、スピーカー内蔵ヘルメットでも完全に耳をシャットアウトしないため、聞こえる余地があります。
ただし、片耳やスピーカー内蔵ヘルメットを使っていても、音楽が外に漏れるぐらいの音量で聞いており、サイレンを鳴らされても気づかないようでは警察に捕まる可能性が高いです。
バイクで音楽を聴くのであれば、音量には注意するべきです。
バイクで音楽を聴いていて切符を切られた時の違反
違反行為の種類 | 反則金 | 違反点数 |
公安委員会遵守事項違反 | 7千円(大型車)、6千円(普通車)、6千円(二輪車)、5千円(小型特殊車)、5千円(原付車) | 0点 |
バイクで音楽を聴いていて警察に切符を切られた時の違反は、公安委員会遵守事項違反です。
二輪車の反則金は6千円で、原付車は5千円です。
違反点数は0点で、違反点数に関しては何のお咎めもありません。
バイクで音楽を聴くのに便利なグッズ
ここでは、バイクで音楽を聴くのに便利なグッズを紹介します。
骨伝導イヤホン
骨伝導イヤホンは、耳を塞がず音楽が聴けますので、付け心地がいいです。
また、ホールド力があり、メガネにも干渉しなしので、バイクの他にスポーツなどにも最適です。
ただし、ヘルメットの種類によっては干渉する可能性がありますので、その点は注意が必要です。
バイク用イヤホン
Bluetooth 5.0を採用したバイク用イヤホンです。
スマホから音楽やナビの音を聴くことができます。
このバイク用イヤホンの特徴をまとめると、以下がポイントです。
- 高音質・DSPノイズ抑制テクノロジーによるBluetooth 5.0バイク用イヤホン
- 10秒自動応答で安全で便利な通話
- 操作が簡単な三つのボタンで機能制御
- 日本語説明書付き
注意点は、複数人での会話には使用できず、シングルでの使用に限定されていることです。
インカム
バイク用インカムです。
とても人気のインカムで音楽やラジオも聞けます。
このインカムの特徴をまとめると、以下がポイントです。
- 4人以上同時通話可能なバイクインカム
- Bluetooth 5.0接続で音楽再生や電話着信対応
- 音楽シェア機能搭載
- 高音質スピーカーとバイク専用アンプ
- FMラジオ受信機能と防水性能
- 大容量バッテリーで最大待機時間約350時間、連続通話時間約15時間
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