このページでは、ハーレーで通勤は可能かどうかについて考えていきます。
まず結論から申し上げますと、ハーレーでの通勤は可能です。
ただし、オススメかと言えば、まったくそんなことはありません。
※それに会社がバイク通勤不可の場合は、無理です。
通勤手段だけでハーレーを新しく購入することを考えているのであれば、やめた方がいいでしょう。
オススメしない前提でこのページをすすめていきますが、冒頭で「可能です。」と書きました。
ということで、ハーレーで通勤するための障害であるスーツや雨の日の対策についても言及していきます。
ハーレーでの通勤をオススメしない理由
取り回しが苦
皆さん、ご存じの通り、ハーレーは大型バイクで、最も車両重量が軽い車種でも200kgを優に超えてきます。
重い車種では、500kgを超えてきます。
原付の場合、軽い車種であれば100kgを超えない車種も多いので、その差は歴然です。
重量だけでなく、その大きさから朝の渋滞している道路をスイスイ行くのも難しいです。
ストップ&ゴーがだるい
これはハーレーに限ったことではありませんが、ATのスクーターと比較して、MTであるハーレーはストップ&ゴーに向いていません。
特に都心部で信号が多い場合、ストップ&ゴーが増えますので、そのたびに半クラで進んだり、止まるたびにギアチェンジしなくてはいけません。
つまり、ハーレーは基本的に短い移動に向いていないバイクであるということです。
原付と比較すると燃費が悪い
通勤で使うということですので、基本的に毎日乗る(土日以外)という前提で考えるとします。
そうなってくると気になるのが燃費です。
確かにハーレーの車種によっては、他の国内のメーカーの大型バイクの燃費とそこまで変わらないものもありますが、原付と比較すると、やはり、かなり違います。
ハーレーの車種で最も燃費が良い車種であれば、20km/Lは走ります。
一方、法定速度がハーレーと同じ原付二種の燃費を見てみると、最も良いクラスの車種で50km/Lを超えてきます。
毎日乗るとなると、少なくともガソリン代に2倍以上の差が出てきます。
それにハーレーはレギュラーではなく、ハイオクであるため、その価格差も出てきます。
駐車スペースに困る
通勤先に広い駐車スペースがあれば問題ないのですが、狭い場合、困るケースがあります。
特に駐車スペースがギリギリのケースでは、他の人の自転車や原付、または車の邪魔になってしまったり、トラブルになるケースも考えられます。
もちろん、会社に駐車スペースがない場合は、近くの有料駐車場等に止めることになると思いますので、時間やお金が掛かってしまいます。
スーツで乗るとパンツが焦げる
一般的に、スーツは耐久性がありません。
ですので、特に夏の暑い時期にはマフラーによってスーツのパンツが焦げて穴が開く可能性があります。
雨がつらい
これはハーレーに限ったことではありませんが、バイクでの通勤は雨がつらいです。
特に梅雨や台風、豪雨の時などは、バイク通勤が嫌になってしまうかもしれません。
ハーレーでの通勤でスーツはやめた方がいい!対策とは
ハーレーでの通勤は上記の通り、デメリットが多いため、当サイトではオススメしていませんが、不可能という訳でもないため、そうしたいと思う方もいると思います。
そんな方の中で、職場ではスーツという方はハーレーでの通勤はどうしたらいいのでしょうか?
結論は、やめた方がいいです。
理由は、上記のスーツのパンツが焦げる可能性があること、事故の時に被害が大きくなってしまうこと、排ガスの臭いが付いてしまうことなどです。
ですので、スーツ姿で勤務しなければならない方は、以下の対策を取ることをオススメします。
会社にスーツを置いておく
これができれば理想です。
会社に個人用ロッカーがあり、そこにスーツを保管しておきます。
ハーレーでの通勤時の服装の理想はライダーウェアで、会社に着いたら、スーツに着替えます。
スーツを持っていく
会社に個人用ロッカーがないケースもあると思います。
そんな時は、スーツをバッグに入れて持っていく必要があります。
ただ、スーツですので、しわにならないように持っていく必要があります。
そんな時に便利なのがガーメントバッグです。
例えば、以下の商品はバックパック型のガーメントバッグですので、スーツをほこり、汚れ、臭いから守ってくれ、持ち運びも簡単で、新たにサドルバッグを買う必要もなくオススメです。
またビジネスシューズに関してですが、会社に置いておけるのであれば、それがベストです。
それがダメなら、バッグに入れて持ち運びましょう。
そうでないと、シフトチェンジの際に靴がボロボロになってしまいます。
流石に靴を運ぶのは面倒という方は、最低でもシフトガードはするようにしましょう。
ハーレー通勤で雨の日はどうする?
ハーレー通勤で雨の日はどうするかについても考えてみましょう。
別の交通手段を選ぶ
何も雨の日もハーレーで通勤する必要はありません。
電車、バス、車など、雨に濡れない交通手段はいくらでもあります。
レインウェアを着て通勤
オススメはしませんが、レインウェアを着て通勤する方法もあります。
レインウェア、防水ブーツ、防水グローブ、防水バッグ、防水スプレーなど、用意するものはたくさんありますが、雨の中、バイク通勤しいてる人はたくさんいます。
通勤にオススメのハーレーの車種
通勤にオススメのハーレーの車種は、正直に言ってないのですが、敢えて選ぶならという視点で書いていきます。
IRON 883
やはり、バイク通勤ということでストリートのハーレーがオススメです。
IRON 883は、ハーレーの中で最も乗りやすいとされている車種の一つで、ローシート(シート高760mm)であるため、足つきに不安もありません。
排気量も883ccと、バイク通勤では十分過ぎます。
車両重量も256kgと、ハーレーの中では軽量です。
FORTY-EIGHT
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FORTY-EIGHTもストリートバイクのハーレーです。
シート高は710mmとIRON883よりも低く、車両重量も252kgと軽いです。
排気量は、バイク通勤ではおそらく不必要な1202ccで、オーバースペックとも言えます。
Low Rider S
Low Rider Sは、クルーザーですが、その中ではスポーティーな動きが可能なハーレーです。
シート高は690mm、車両重量は308kgと上記のハーレーと比較すると重いです。
排気量は1868ccと、これまたオーバースペックですので、朝の交通渋滞のある道路では、活かせることはないでしょう。
ただ、上記の動画でスイスイ走っていく姿はかっこいいですね。