原付のメットインに鍵を入れてしまうことは誰にでも起こりうることです。
しかし、パニックになって無理やり開けると修理費用が余計にかかるだけでなく、危険です。
そこで、今回はメットインの鍵開け方法や鍵がない場合の対処法について、紹介したいと思います。
原付の鍵をなくした場合の対処法
メットインに原付の鍵を入れて閉じてしまったと思った場合、まずは本当にメットインに鍵を閉じ込めてしまったのか確認しましょう。
もしかすると、メットインにあると思っていたのが、実は違う場所にあるかもしれません。
例えば、どこかのポケットの中です。
考えられるポケットとしては、以下が考えられます。
- バッグの内ポケット
- ジャケットやパンツなど、衣類のポケット
- レインコートのポケット
他には、財布やチェーン、カバンの奥、定期入れ、ポーチ、買い物袋の中など、鍵を入れられる場所をとにかく探してみてください。
それでも発見できない場合、どこかに落としたということはないですか？
まずは周辺の地面を探してみてください。
コンクリートなどであれば落とした時に音が出るので気づきやすいですが、土の上であれば音も鳴らないので、落としても気づかない可能性があります。
他には、立ち寄った飲食店や販売店、学校や会社などに落とした可能性はないですか？
その可能性がある場合、お店や学校・会社、もしくは通った道沿いの管轄である交番に連絡してみましょう。
もしかしたら、落とし物として保管されている可能性があります。
また、警察のホームページには以下のような遺失物の公表ページもありますので、そちらもチェックしてみてください。
落とした日付、落とした場所（地域や施設名）、それに落とした物（鍵類）で条件検索すれば、見つけやすいです。
それでも鍵を発見できない場合、メットインを開ける方法を試みます。
原付のメットインの鍵開け方法
まず原付のメットインの鍵開け方法として、以下のように自分で無理やり鍵を開ける方法がありますが、鍵やバイクが破損したり、危険ですので、おすすめしません。
- ピッキング
- 破壊施錠
- マイナスドライバーやハサミなどを使って無理やりシートを持ち上げる
破損すると、修理費や部品の交換費用が高く付きます。
ですので、原付のメットインの鍵開け方法としては、基本的には専門家に依頼するようにしましょう。
スペアキーを持ってくる、もしくは家まで原付を押して帰る
鍵屋などの専門家に依頼すると、当然、費用が掛かります。
ですので、できる限り、自分で何とかしたいと多く人が思うはずです。
そこで、まず試してほしいのが、スペアキーを持ってくるということです。
家が近かったり、電車やバスを利用して行ける場所にいるのであれば、スペアキーを取りに行きましょう。
もしくは、かなり家から近ければ、原付を押して帰るという方法もあります。
バイクの任意保険のロードサービスを利用する
バイクの任意保険に加入している方は、ロードサービスを利用する方法もあります。
任意保険は、鍵の紛失や閉じ込みで、レスキューに来てくれます。
ただし、利用回数が指定されていたり、メットインから荷物などを取り出す目的のみでの解錠作業はサービスの対象外となるケースもあります。
ですので、あらかじめ自分が入っている任意保険のロードサービスの対象範囲を確認しておきましょう。
もしわからないことがあれば、電話やメールで問い合わせて聞いておきましょう。
JAFを利用する
JAFとは、一般社団法人日本自動車連盟のことで、原付を含むバイクでも利用できます。
JAF会員（個人会員の場合、1年で入会金＋年会費で5,500円）であれば、メットインの開錠作業は無料です。
ただ、会員でなくてもJAFに依頼すれば、メットインの開錠作業はしてもらえます。
その場合の費用は、一般道路や駐車場で8時～20時の昼間の時間帯であれば13,130円です。
※高速道路やSA、PA、そして、夜間20時～8時の時間帯だと費用が高くなります。
ですので、すでにJAF会員の方で、今困っている場合は、すぐにJAFを呼びましょう。
会員でない方は、鍵屋と料金や口コミなどを比較して、決めるのがいいでしょう。
鍵屋を利用する
鍵のトラブルは、鍵屋を利用する方法もあります。
鍵屋は、家や金庫などだけでなく、原付を含むバイクにも対応しているケースがほとんどです。
鍵屋の選び方としては、料金、対応エリア、営業時間、メットインの開錠に対応しているかなどを確認しましょう。
鍵開け料金について
鍵をなくした場合や、メットインに鍵を入れてしまった場合、鍵開けの専門家に依頼すると費用が掛かるのは上記で解説した通りです。
それでは、鍵開け料金がいくら掛かるのかです。
これは会社や地域、そして車種によって異なりますが、1万円前後が目安です。
ただし、メットインがイグニッション連結タイプであったり、鍵穴をイタズラから守るキーシャッターが付いている場合、別途鍵作成料金が1万円前後かかることは注意が必要です。
また国産（ホンダ、ヤマハ、スズキ）であれば問題ないのですが、海外製の原付の場合は費用が高くなる傾向にあります。
それと夜間や早朝にも追加料金が発生するケースもあります。
それらを含めて、事前に見積もりを取るようしましょう。
まとめ
メットインに鍵を入れてしまった場合、パニックになって無理やり開けることは危険です。
修理費用がかかるだけでなく、自分や原付をこけさせてしまい、周りの人に危険が及ぶ可能性があることも注意する必要があります。
鍵をなくした場合やメットインに鍵を入れてしまった場合について対処法を確認し、専門家に依頼するか、慎重に方法を選びましょう。
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