このページでは、『原付の自賠責保険はどこが安い?会社によって違いはある?』の質問に回答したいと思います。
原付に乗るのが初めてで、できる限り自賠責保険料を安くしたいと考えている方は、是非、参考にしてみてください。
原付の自賠責保険はどこが安い?会社によって違いはある?
結論から申し上げますと、原付の自賠責保険料はどこの会社で加入しようと同じで、違いはありません。
原付の自賠責保険は、以下のような会社や場所で加入できるのですが、値段は同じです。
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- 郵便局
- 2りんかん
- ナップス
- 南海部品
- 三井ダイレクト損保
- 損保ジャパン
- 三井住友海上
- 東京海上日動
- 保険会社(組合)
- バイク屋
- バイク用品店など
自賠責保険料は金融庁の『自動車損害賠償責任保険審議会』によってノーロス・ノープロフィットの原則のもと決められるため、民間会社に決定権はないのです。
自動車損害賠償保障法の保険料率及び共済掛金率の基準について定められている第二十五条にも以下のように書かれています。
(保険料率及び共済掛金率の基準)
第二十五条 責任保険の保険料率及び責任共済の共済掛金率は、能率的な経営の下における適正な原価を償う範囲内でできる限り低いものでなければならない。出典:自動車損害賠償保障法 第二十五条
ただし、自賠責保険料は契約期間と地域によっては差があります。
ですので、原付の自賠責保険を安くしたい場合、上記の二つに気を付ける必要があるということです。
しかしながら、地域というのは引っ越しでもしない限り変えることはできませんので、実質、原付の自賠責保険を安くするというのは、契約期間をどれくらいにするのかということになってきます。
以下、契約期間の違いによって、自賠保険料がいくらになるのか、詳しく見ていきましょう。
125cc以下の原付の自賠責保険料※本土(沖縄県を除く離島以外の地域)
ここでは沖縄県を除く離島以外の地域、つまり本土(北海道・本州・四国及び九州)の125cc以下の原付の自賠責保険料を契約期間ごとに分けて見てみましょう。
契約期間 | 自賠責保険料 | 1年当たりの保険料 |
12ヶ月契約 | 7,070円 | 7,070円 |
24ヶ月契約 |
8,850円 | 4,425円 |
36ヶ月契約 | 10,590円 | 3,530円 |
48ヶ月契約 | 12,300円 | 3,075円 |
60ヶ月契約 | 13,980円 | 2,796円 |
原付の自賠責保険料は上記の表を見てもらえばわかる通り、12ヵ月から60ヵ月、つまり、1年から5年の間で契約を結ぶことができます。
契約期間が長くなればなるほど保険料が安くなることがわかると思います。
ですので、例えば大学への進学で、最低でも4年間は乗るとわかっている方であれば、12ヵ月契約を結ぶよりも48ヵ月契約を結んだ方がお得ということになります。
ただし、1年間しか原付に乗らないとわかっている方であれば、12ヵ月契約を結んだ方がいいということになります。
125cc以下の原付の自賠責保険料※本土の離島(沖縄県を除く)
続いては、沖縄県を除く本土の離島の125cc以下の原付の自賠責保険料を契約期間ごとに分けて見てみましょう。
ちなみに、離島とは以下のように定義されています。
離島とは、本土(北海道、本州、四国及び九州)以外の島であって、橋又は隧道による本土との間の交通又は移動が不可能なもの(沖縄県を除く。)をいう。
引用:国土交通省『詳しい保険料(共済掛金)について』
※隧道とは、「すいどう」と読み、トンネルの別名です。
契約期間 | 自賠責保険料 | 1年当たりの保険料 |
12ヶ月契約 | 5,350円 | 5,350円 |
24ヶ月契約 |
5,440円 | 2,720円 |
36ヶ月契約 | 5,530円 | 1,843円 |
48ヶ月契約 | 5,620円 | 1,405円 |
60ヶ月契約 | 5,710円 | 1,142円 |
本土の離島(沖縄県を除く)での原付の自賠責保険料は本土の離島以外の地域と比較して、格段に安いことがわかります。
しかも、12ヵ月~60ヵ月契約の保険料の差がわずかですので、どれくらい原付に乗るのかわからない方は、60ヵ月契約を結ぶのが得策です。
125cc以下の原付の自賠責保険料※沖縄県(離島地域を除く。)
続いては、離島地域を除く、沖縄県の125cc以下の原付の自賠責保険料を契約期間ごとに分けて見てみましょう。
契約期間 | 自賠責保険料 | 1年当たりの保険料 |
12ヶ月契約 | 5,350円 | 5,350円 |
24ヶ月契約 |
5,440円 | 2,720円 |
36ヶ月契約 | 5,530円 | 1,843円 |
48ヶ月契約 | 5,620円 | 1,405円 |
60ヶ月契約 | 5,710円 | 1,142円 |
上記の表を見てもらえばわかりますが、離島地域を除く、沖縄県の125cc以下の原付の自賠責保険料は沖縄県を除く本土の離島と同じだということがわかります。
125cc以下の原付の自賠責保険料※沖縄県の離島
続いては、沖縄県の離島の125cc以下の原付の自賠責保険料を契約期間ごとに分けて見てみましょう。
契約期間 | 自賠責保険料 | 1年当たりの保険料 |
12ヶ月契約 | 5,350円 | 5,350円 |
24ヶ月契約 |
5,440円 | 2,720円 |
36ヶ月契約 | 5,530円 | 1,843円 |
48ヶ月契約 | 5,620円 | 1,405円 |
60ヶ月契約 | 5,710円 | 1,142円 |
上記の表を見てもらえばわかりますが、沖縄県の離島の125cc以下の原付の自賠責保険料は沖縄県を除く本土の離島、そして離島地域を除く、沖縄県とも同じだということがわかります。
つまり、125cc以下の原付に限って言えば、地域差の自賠責保険料の違いというのは、本土(北海道・本州・四国及び九州)と、それ以外の地域の2つの料金設定になっていると言えます。
国土交通省『詳しい保険料(共済掛金)について』
上記の契約期間ごとの自賠責保険料は、国土交通省の『詳しい保険料(共済掛金)について』から引用しております。
上記の国土交通省のページには、原付以外にも125cc超のバイクや自動車などの自賠責保険料も記載されていますので、気になる方は、是非、チェックしてみてください。
原付の任意保険料は会社によって安い、高いがある
原付の自賠責保険料はどこの会社で加入しようと同じで、違いはないと書きましたが、任意保険に関しては事情が異なります。
原付の任意保険料は会社によって安い、高いがあります。
任意保険料というのは、年齢、バイクの排気量、免許証の色、使用目的、年間予想最大走行距離、住所、ノンフリート等級などによって変わってくるのですが、会社によっても、大幅に料金が変わってきます。
そのため、安い任意保険に加入するためには、比較検討することが必須となってきます。
下記の保険の窓口インズウェブのバイク保険一括見積では、アクサダイレクト、チューリッヒ、三井ダイレクト、共栄火災、損保ジャパン、AIG損保、三井住友海上、あいおいニッセイ同和の保険料を比較検討できますので、是非、利用してみてください。
125cc以下の原付の任意保険の値段はいくらぐらいが相場?
下記のページでは、『125cc以下の原付の任意保険の値段はいくらぐらいが相場?』の質問に回答しております。
自賠責保険と同時に、任意保険への加入も検討している方は、是非、チェックしてみてください。
バイクの任意保険は無駄?40%の加入率で多くは入らない?
下記のページでは、『バイクの任意保険は無駄?』という質問に回答しております。
また、任意保険の加入率についても詳しく解説しておりますので、任意保険に加入しようか迷っている方は、是非、チェックしてみてください。
※ちなみに、自賠責保険への加入は義務ですので、原付に乗る場合は必ず契約するようにしてください。
バイクの任意保険の値段はどこが安い?おすすめの探す方法は?
下記のページでは、『バイクの任意保険の値段はどこが安い?』、『おすすめの安い保険会社を探す方法は?』という質問に回答しております。
バイクの任意保険への加入を検討している方で、安い保険会社を探している方は、是非、参考にしてみてください。