このページでは、「関西から北海道へフェリーで行く方法は?」、「バイク料金はいくら?」と質問に回答しております。
関西から北海道ツーリングのためにフェリーで行く方法を探している方の参考になれば幸いです。
詳しい説明に入る前に、結論だけ最初に書いておきます。
関西から北海道へフェリーで行くには、新日本海フェリーを利用して、京都府の舞鶴から北海道の小樽に行く方法があります。
旅客運賃は船室と期間によって大分幅がありますが、最安(ツーリストA)で11,100円で、最高(6スイート)で64,200円です。
それに加えて、バイクの料金が7,500円から20,400円掛かります。
バイクの料金の違いは排気量や期間によって異なります。
つまり、イメージとしては全部で2万円前後からが最安で、船室や期間によっては8万円前後掛かるケースもあるということです。
以下、舞鶴から小樽だけでなく、福井県の敦賀から苫小牧、愛知県名古屋から苫小牧へのルートについても詳しく紹介します。
敦賀や名古屋は関西ではありませんが、住んでいる場所や北海道のどこに行きたいかによっては、舞鶴ではなく、敦賀や名古屋からフェリーに乗った方が便利な方もいますので、興味のある方は、是非、ご覧ください。
はじめに
関西から北海道ツーリングに行くのは、多くの人にとって、とても魅力的に感じられると思います。
関西にはない大自然やグルメ、それに生き物たちとの出会いもあります。
北海道まで行くには、バイク運送業者を使って、自分は飛行機や電車などに乗っていく方法もありますが、フェリー移動には様々な利点があります。
まず海の上を移動するという非日常感です。
自分は今旅をしているという実感を味わうことができます。
それに関西から北海道まで下道を走っていくのと比較する場合、疲労感が全然違います。
フェリーであれば、寝てたり、ゴロゴロしたり、休憩している間に到着してしまいます。
それに最安で行くのであれば、費用も抑えられ、コスパもいいです。
船酔いしやすい人であったり、休みの期間がほとんど取れない人には不向きですが、そうでなければ、関西から北海道ツーリングに行く人にとって第一候補に挙がるのがフェリー移動だと思います。
この記事を読むことで、関西から北海道までのフェリー移動の具体的な方法や、料金、ルート選びのポイントなどを理解できるはずです。
主なフェリールートと概要
冒頭でも書きましたように、関西から北海道へフェリーで行くには、新日本海フェリーを利用して、京都府の舞鶴から北海道の小樽に行きます。
ここではそのフェリールートに関して、もう少し詳しく見ていきましょう。
出発場所(舞鶴)の詳細情報
名称
舞鶴フェリーターミナル
住所
〒625-0036 京都府舞鶴市字浜 2025番地 1 前島埠頭
電話番号
旅客:(0773)62-3000
貨物:(0773)62-9701
大阪駅から舞鶴フェリーターミナルまでのルートや時間
旅客運賃とバイク料金の範囲
旅客運賃:11,100円~64,200円
バイク料金:7,500円~20,400円※側車・牽引車付バイク/トライクは除く。
航路
舞鶴~小樽
時刻表
舞鶴発→小樽着:23:50発 → 翌日20:45着
※毎日運航
公式サイト
バイク料金の詳細
以下は、新日本海フェリーを利用して、京都府の舞鶴から北海道の小樽までのルートのバイク料金の詳細です。
※以下に加えて旅客運賃も必要です。
項目 | 期間A | 期間B | 期間C | 期間D |
---|---|---|---|---|
原付自転車(125cc以下) | 7,500円 | 8,400円 | 10,100円 | 10,400円 |
二輪自動車(750cc未満) | 10,800円 | 12,100円 | 15,200円 | 15,700円 |
二輪自動車(750cc以上) | 13,700円 | 15,500円 | 19,900円 | 20,400円 |
原付自転車・二輪自動車(側車・牽引車付バイク/トライク等) ※ | 17,100円 | 19,400円 | 24,800円 | 25,500円 |
上記を見てもらえばわかる通り、125cc以下であれば、50cc以下の原付一種と125cc以下の原付二種の料金に差はありません。
また、大型バイクであっても750cc未満であれば、中型バイクと同じ料金です。
それと、側車・牽引車付バイク/トライクのように幅を取る原付やバイクの場合、料金が高くなるのも注意が必要です。
その他のフェリールートの紹介
以下、京都府の舞鶴から北海道の小樽へのフェリールート以外を紹介します。
関西の港から北海道へ行くフェリールートではありませんが、それぞれの港は関西からそこまで遠くありませんし、利用シチュエーションや目的によっては、舞鶴から北海道の小樽へ行くよりも便利である可能性があります。
ですので、チェックして、比較検討してみてください。
敦賀(福井県)から苫小牧へのルート
出発場所
敦賀港(敦賀新港)
〒914-0274 福井県敦賀市鞠山95-4 敦賀新港
到着場所
苫小牧東港(周文埠頭)
〒059-1742 北海道勇払郡厚真町字浜厚真 17番地6号 苫小牧東港周文埠頭
時刻表
敦賀港発→苫小牧東港着:23:55発 → 翌日20:30着
※直行便は毎日運航
旅客運賃
11,100円~62,600円
※期間や船室によって運賃が異なります。
バイクの料金
7,500円~20,400円※側車・牽引車付バイク/トライクは除く。
大阪駅から敦賀フェリーターミナルまでのルートや時間
公式サイト
名古屋(愛知県)から苫小牧へのルート
出発場所
名古屋フェリー埠頭
〒455-0847 名古屋市港区空見町40番地フェリーターミナルビル内
到着場所
太平洋フェリー 苫小牧港営業所
〒053-0003 苫小牧市入船町1丁目2番34号フェリーターミナルビル内
時刻表
名古屋フェリー埠頭発→太平洋フェリー 苫小牧港営業所着:19:00発 → 翌翌日11:00着
※仙台経由で、仙台には16:40着で、19:40に出発します。
旅客運賃
11,700円~60,900円【~2023年12月25日】
12,300円~64,300円【2024年01月08日~】
※期間や船室によって運賃が異なります。
バイクの料金
7,800円~21,200円【~2023年12月25日】
8,200円~24,400円【2024年01月08日~】
※側車・牽引車付バイク/トライクは除く。
大阪駅から名古屋フェリー埠頭までのルートや時間
公式サイト
これらのルートの利用シチュエーションや目的に応じた選び方
関西から北海道までフェリーで行く場合、舞鶴もしくは敦賀から行くのがおすすめです。
なぜなら、名古屋(愛知県)から苫小牧へのルートは、直通ではなく、仙台を経由していくため到着まで40時間も要してしまうからです。
ただ、名古屋(愛知県)から苫小牧ルートにも利点があって、それは到着が午前の11時になることです。
その他のルートは北海道到着が夜ですので、あらかじめ宿泊施設を予約しておいて、その日はツーリングを楽しめません。
もちろん、ナイトツーリングは可能ですが、慣れない土地で、しかも長時間船に乗った後に走るのはリスクが高いです。
その点、名古屋(愛知県)から苫小牧へのルートであれば、到着から、そのままツーリングを楽しめます。
舞鶴と敦賀の一番の違いですが、到着が小樽なのか、苫小牧なのかということです。
地図上で見ると、小樽と苫小牧はそれほど離れているようには見えませんが、距離は110kmで、バイクで1時間21分掛かります。
ですので、北海道のどこをツーリングしたいのかで、舞鶴発なのか、それとも敦賀発なのかを選べばいいと思います。
フェリー乗船の際の注意点
ここでは、フェリー乗船の際の注意点について解説します。
事前予約する
フェリーは空室や空席あれば当日でも乗船可能ですが、お盆やGW、その他の連休などの繁忙期の場合、満車になっており、乗れない可能性があります。
そのため、事前予約しておくと安心です。
予約方法は、ネット予約、電話予約、窓口での予約などがありますので、フェリー会社の公式サイトを調べて、お好きな方法で事前予約しましょう。
早めにフェリーターミナルに到着する
フェリーは、電車と違ってすぐに乗れる訳ではありません。
飛行機と同じように、乗船手続きが必要です。
そのため、出航前の2時間程度前には到着しておくようにしましょう。
バイクの車検証または登録証を持っていく
バイクをフェリーで運ぶ場合、バイクの車検証または登録証が必要です。
バイクの車検証または登録証とは、50ccから125ccまでの原付の場合「標識交付証明書」、125~250ccまでの軽二輪の場合「軽自動車届出済証」、250cc超のバイクは「自動車検査証」と記載された書類です。
バイクに乗る際に車検証の携帯は義務付けられていますので、普段、バイクに乗っている方なら問題ないと思いますが、50ccから125ccまでの原付に乗っている方は、「標識交付証明書」を忘れてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
ネット予約でコンビニ・ペイジー対応ATMでの支払いの場合、領書や利用明細書の提示が必要
太平洋フェリーの場合、ネット予約でコンビニ・ペイジー対応ATMでの支払いの場合、領書や利用明細書の提示が必要です。
ですので、太平洋フェリーのネット予約で、コンビニ・ペイジー対応ATMでの支払いをした方は、領書や利用明細書を忘れずに持っていくようにしましょう。
フェリー内のサービス・設備の紹介
フェリー内には、以下のようなサービス・施設があります。
※フェリーや会社によって、どのようなサービス・設備があるかは変わります。
- レストラン
- カフェ
- 大浴場
- ショップ
- マッサージルーム
- オープンデッキ
- コンファレンスルーム
- チルドレンルーム
- ゲームコーナー
- ビデオルーム
- 自販機コーナー
- コインランドリー
- 喫煙ルーム
太平洋フェリー いしかり(3代目)船舶紹介
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まとめ
北海道ツーリングの際、フェリーを利用することで、移動そのものが一つの魅力となり、北海道の広大な景色とともに旅の楽しみが増します。
しかし、快適かつ安全にフェリー移動を楽しむためには、上記で解説しようたに事前の予約や必要な準備が欠かせません。
この記事で紹介した情報を基に、フェリー移動のポイントを再確認し、思い出深い北海道ツーリングを計画してみてください。
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下記のページでは、北海道のおすすめツーリングスポットを道央・道南・道北・道東の4つに分けて紹介しております。
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