このページでは、『三輪バイクってどんなのがある?』という質問に対して、現在、買える三輪バイクをまとめました。
またヘルメットや普通・原付免許の必要性についても解説しておりますので、併せてご覧ください。
- はじめに:三輪バイクとは?魅力は何?
- 三輪バイクってどんなのがある?
- 125cc・原付二種のトリシティ125(小型AT二輪免許が必要)
- 155cc・普通自動二輪のトリシティ155(AT普通二輪免許が必要)
- 292cc・普通自動二輪のトリシティ300(AT普通二輪免許が必要)
- 845cc・大型自動二輪のNIKEN GT(大型自動二輪免許が必要)
- 493cc・大型自動二輪のGILERA フォコ500ie(AT大型自動二輪免許が必要)
- 屋根付きの三輪バイク・ジャイロキャノピー(原付・もしくは普通免許が必要)
- リバーストライクのcan-am SPYDER F3(普通免許が必要)
- 二人乗り可能な屋根付き三輪バイクのAP TRIKES125(普通免許が必要)
- ハーレーの三輪バイク・トライク(普通免許が必要)
- 三輪バイクにヘルメットは必要?ノーヘルでもいい?
- 三輪バイクって普通免許や原付免許で乗れる?二輪免許が必要?
- 三輪バイクの車検は必要?
- 三輪バイクは高速道路に乗れる?
- 125ccの原付二種の1年間の維持費をシミュレーション
- バイクを買ったら必要なもの合計9選!【バイク装備一式】
はじめに:三輪バイクとは?魅力は何?
はじめに、三輪バイクとは何なのか、その概要をまとめました。
三輪バイクとは、基本的には二輪免許で運転できる三つのタイヤがあるバイクを指します。
下記で紹介しますが、人気のトリシティ125などです。
ただし、それ以外にもトライクと呼ばれる乗り物もあります。
これは運転するためには、二輪ではなく、自動車免許が必要ですので、正式にはバイクではないかもしれませんが、このページでは三輪ということで紹介させて頂きます。
三輪バイクの魅力としては、やはり、二輪と違って安定感があるため、転倒リスクが低いという点です。
カーブの際も安定感がありますし、雨の日や風が強い日でも安定した走りを楽しめるメリットがあります。
また、自動車と違ってコンパクトなので、小回りも利くという魅力もあります。
ただし、デメリットも紹介すると、タイヤが三つもあるため、コストは高く付きます。
また、見た目が好きではないという方もいますので、その辺りの感性の問題もあります。
三輪バイクってどんなのがある?
125cc・原付二種のトリシティ125(小型AT二輪免許が必要)
まず三輪バイクと言って、一番馴染みのあるのが、このトリシティ125ではないでしょうか?
ヤマハが製造・販売しており、ゆるキャン△(作者:あfろ)の『SPECIAL EPISODE サウナとごはんと三輪バイク』では、りんちゃん(志摩リン)が一年点検に出した代車として乗っている原付二種のスクーターでもあります。
原付二種なので、50cc以下の原付一種と違い、二段階右折の必要もなく、法定最高速度も60kmなので、車の流れにも楽々乗れて便利です。
それに三輪なので安定感もあり、二人乗りもOKで、安心感のあるバイクとなっております。
メーカー希望小売価格は税込423,500円〜となっており、ヤマハが販売する125ccクラスのスクーターと比較すると、5~15万円ほど高い設定となっております。
155cc・普通自動二輪のトリシティ155(AT普通二輪免許が必要)
続いての三輪バイクは、トリシティ155です。
ヤマハが製造・販売しており、ばくおん!!(作者:おりもとみまな)の『天野恩紗のサウナ飯!!』にも登場する三輪バイクです。
こちら、道路運送車両法において125cc超~250cc以下の軽二輪に分類され、トリシティ125と違い、高速道路も走ることができます。
そのため、行ける距離が広がり、長期ツーリングなどの幅も広がります。
メーカー希望小売価格は税込484,000円〜となっており、同じ155ccのNMAXやマジェスティSと比較すると、10万円ほど高い設定となっております。
292cc・普通自動二輪のトリシティ300(AT普通二輪免許が必要)
トリシティシリーズの最後は、トリシティ300です。
こちらはトリシティ155をさらにパワーアップさせた三輪バイクとなっております。
登場する漫画がなかったので、トリシティ300に関しては動画を見てみましょう。
まずサイズが大きいのが見てわかります。
それに、スタンディングアシストといって、スイッチ一つでサイドスタンドなしで転倒しなくなる機能があることです。
また、トリシティ155と違い、車検があるのも三輪バイク選びのポイントです。
メーカー希望小売価格は税込957,000円〜となっております。
845cc・大型自動二輪のNIKEN GT(大型自動二輪免許が必要)
NIKEN GTは、845ccの大型自動二輪の三輪バイクです。
ヤマハが製造・販売しており、ばくおん!!(作者:おりもとみまな)の『天野恩紗のサウナ飯!! -仙台編-』にも登場する三輪バイクです。
トリシティとの違いは、大型自動二輪というのもありますし、何より、ATではなく、マニュアルミッション車で、スポーツツーリングを楽しむ三輪バイクということです。
下記の動画は、オンロードとダートが織り交じったコースを走るレースイベント「OVERALL」のNIKENのデモンストレーション走行です。
とてもかっこいいです。
メーカー希望小売価格は税込1,980,000円〜となっております。
493cc・大型自動二輪のGILERA フォコ500ie(AT大型自動二輪免許が必要)
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フォコ500ieは、ピアッジオに買収されたジレラの三輪バイクです。
とても珍しいバイクですが、中古車であれば販売しているところはまだあります。
こちら、平成21年(西暦2009年)の三輪バイクの区分見直し(警察庁)で、AT大型自動二輪免許が必要となりました。
ただ、バイク屋によっては、トライク仕様に変更して、普通免許で乗れるようにしてくれるところもあるようです。
屋根付きの三輪バイク・ジャイロキャノピー(原付・もしくは普通免許が必要)
屋根付きの三輪バイクもあります。
それは、ジャイロキャノピーです。
マクドナルドのデリバリーで使っているアレです。
ホンダが製造・販売しており、メーカー希望小売価格は税込み570,900円です。
屋根付きなので、雨の日も快適に走行が可能です。
また、ワイドなウインドスクリーンがあり、ダブルリンク式ワイパーも装備していますので、バイクなのか車なのか、どっちなのか迷う人もいるかもしれません。
こちら、ノーマルで乗ると原付になっており、原付免許で乗れます。
ただ、左ホイール真中と右ホイール真中の距離、つまり、トレッドを500mm超に広げることでミニカー登録が可能で、ノーマルはトレッドが495mmに設計されており、ワイドホイールを装備すれば、用意にミニカーとして登録も可能になります。
もしくは、下記のようなスペーサーを取り付けてもミニカー登録ができます。
その場合、普通免許が必要となってきます。
このジャイロキャノピーですが、メーカー希望小売価格は税込570,900円となっております。
リバーストライクのcan-am SPYDER F3(普通免許が必要)
こちら、道路運送車両法上では、側車付自動二輪車(サイドカー)に分類され、ナンバープレートと自賠責は二輪なのですが、道路交通法上は普通自動車として扱われるリバーストライクのcan-am SPYDER F3です。
これを三輪バイクと呼ぶのか、三輪自動車と呼ぶのかは難しいところですが、免許は普通免許が必要です。
ちなみに、リバーストライクは2輪で後輪が1輪の三輪車です。
二人乗り可能な屋根付き三輪バイクのAP TRIKES125(普通免許が必要)
二人乗り可能な屋根付き三輪バイク(正式には、トライク)もあります。
AP TRIKES125がそれです。
トライクに分類され、普通自動車免許が必要で、保険、税金関係はバイク(250cc)と同じです。
二人の可能と書きましたが、最大で三人乗りまで可能です。
価格は税込432,300円です。
ハーレーの三輪バイク・トライク(普通免許が必要)
ハーレーも三輪バイク、トライクを販売しております。
現在、FREEWHEELER、TRI GLIDE ULTRA、CVO TRI GLIDEの3種類があります。
メーカー希望小売価格はそれぞれ、税込4,095,300円、税込5,039,100円、税込6,801,300円となっております。
非常に高価で、高級自動車が買えるくらいの価格設定となっております。
三輪バイクにヘルメットは必要?ノーヘルでもいい?
三輪バイクにヘルメットが必要か、それともノーヘルでもいいのかは、道路交通法の車両区分によって異なります。
原動機付自転車、普通二輪、大型二輪に区分される三輪バイクはヘルメットの着用義務があり、ミニカー、トライクのように自動車として扱われる三輪バイクはノーヘルでも法律上は問題ありません。
上記で言えば、原付や二輪免許が必要な三輪バイクはヘルメット着用義務があり、普通免許が必要な三輪バイクはノーヘルでも問題ないということになります。
ただし、ミニカー、トライクのような三輪バイクであっても、ヘルメットを被ってはいけないという法律はないため、安全のためには被った方がいいです。
自動車と違って生身の人間がむき出しで乗っている訳ですので、交通事故に遭った時に危険ですし、飛び石のリスクもあります。
また、場所、地域、季節にもよりますが、虫が走行中に目に入るケースも考えられます。
現状、ミニカー、トライクのような三輪バイクであればノーヘルでも大丈夫ですが、今後、法改正がされて、ヘルメットの着用が義務付けられる可能性もありますし、法律以前に自分の身を守るためにヘルメットの装着をおすすめします。
三輪バイクって普通免許や原付免許で乗れる?二輪免許が必要?
ここでは、『三輪バイクって普通免許や原付免許で乗れる?二輪免許が必要?』の質問に回答します。
これは、上記のヘルメットと同じで、道路交通法の車両区分によって、必要となる免許が異なります。
原動機付自転車、原付二種、普通二輪、大型二輪に区分される三輪バイクは、それぞれ、原付免許、小型二輪、普通二輪免許、大型二輪免許が必要です。
また原動機付自転車に限っては、普通免許でも運転できます。
ミニカーは、総排気量20cc~50cc以下又は定格出力0.25kW~0.6kW以下の原動機を有する普通自動車を指すのですが、普通免許が必要です。(原付免許では運転不可です。)
同様に、トライクも普通免許が必要です。(二輪免許では運転不可です。)
三輪バイクの車検は必要?
ここでは、『三輪バイクの車検は必要?』の質問に回答します。
まず二輪免許で乗れる三輪バイクですが、250cc超であれば車検が必要です。
これは、二輪と同じですので、わかりやすいと思います。
それでは、三輪バイクのトライクはどうでしょうか?
実は三輪バイクのトライクの場合も250cc超の場合は車検が必要になってきます。
排気量が50cc超~250cc以下の場合は道路運送車両法では「側車付軽二輪」と扱われ、車検が不要なのですが、250cc超のトライクは「側車付オートバイ」に区分され、車検が必要とされています。
ちなみに、50cc以下のトライクは、原動機付自転車と同じ扱いで、当然、車検は必要ありません。
三輪バイクは高速道路に乗れる?
ここでは、『三輪バイクは高速道路に乗れる?』の質問に回答します。
結論から申し上げますと、高速道路に乗れる三輪バイクと乗れない三輪バイクがあります。
まず高速道路に乗れない三輪バイクですが、原動機付自転車に区分される50cc以下のトライク、ミニカー、125cc以下の原付二種です。
続いて、高速道路に乗れる三輪バイクですが、125cc超の三輪バイク、そして、トライクの三輪バイクであれば、排気量が50cc超であれば、法律上は高速道路の運転が可能です。
ただし、あまりにパワーのない三輪バイクだと、自動車の流れに乗るのも難しいですし、最低速度違反もあり、安全面や違反になってしまう可能性があることも考えて乗るのはやめた方がいいでしょう。
またトライクの高速道路での法定最高速度は時速80kmと、普通自動車や二輪車の法定最高速度の時速80kmと比較して、時速20km低いことも注意が必要です。
125ccの原付二種の1年間の維持費をシミュレーション
下記のページでは、125ccの原付二種の1年間の維持費をシミュレーションしております。
三輪バイクでも、特に人気なトリシティ125の購入を検討している方は、是非、チェックしてみてください。
バイクを買ったら必要なもの合計9選!【バイク装備一式】
下記のページでは、初めてバイクを買う方のために、『バイクを買ったら必要なもの』を紹介しております。
三輪バイクであっても、必要なものは同じですので、初めてバイクを買う方は、是非、チェックしてみてください。