このページでは、安全性とデザイン性を兼ね備えたシステムヘルメットを紹介しております。
すでにシステムヘルメットの購入段階に入っている方から、「システムヘルメットって何?」という方まで参考になるように記事構成しておりますので、下記の目次から気になる箇所から読んで頂ければ幸いです。
※システムヘルメットについて熟知している方には少し不便な記事構成になっており、ご不便をお掛けしますが、何卒、よろしくお願い致します。
- システムヘルメットとは何?
- システムヘルメットの安全性
- システムヘルメットのメリット
- システムヘルメットのデメリット
- システムヘルメットの選び方
- システムヘルメットのおすすめ8選!
- オージーケーカブト(OGK KABUTO)バイクヘルメット システム RYUKI
- ヤマハ(Yamaha) バイクヘルメット システム YJ-21 ZENITH サンバイザーモデル
- リード工業(LEAD) バイク用 インナーシールド付き システムヘルメット REIZEN (レイゼン) マットブラック Lサイズ (59-60cm未満)
- [ノーラン] 【国内正規品】 バイク用 ヘルメット システム Lサイズ(59-60cm) N70-2GT ソリッド(フラットブラック/10)
- コミネ(KOMINE) バイク用 HK-171 FL システムヘルメット
- [エイチジェイシーヘルメット] システム セミフラットメタリックブルー (サイズ:L) i90 SOLID(ソリッド) HJH191
- 【LS2(エルエスツー)】 SG認証 システムヘルメット VALIANT(バリアント)日本正規品 S-XXL グラフィックモデル全3色【180度可動する新スタイル】
- ネオライダース (NEORIDERS) FX8 Wシールド フリップアップ-フルフェイス-ヘルメット-マットブラック(つやなし)-Lサイズ-59-60cm-SG/PSC-眼鏡-メガネ-スリット入り-FX8
- まとめ
- バイクヘルメットの色の組み合わせと事故率について
システムヘルメットとは何?
※上記は、リード工業のシステムヘルメット『REIZEN (レイゼン)』です。
まず初めに『システムヘルメットとは何?』という質問に回答します。
システムヘルメットとは、上記の『REIZEN (レイゼン)』のようにチンガードの開閉が可能なヘルメットです。
※チンガードとは、顎(chin)を保護する箇所を指します。
チンガードの開閉が可能なので、開けばジェットヘルメットのように、閉じればフルフェイスヘルメットのように使えます。
システムヘルメットの安全性
システムヘルメットの安全性は、チンガードを開いている時はジェットヘルメット、そして、閉じている時はフルフェイスヘルメットの安全性と基本的には同じぐらいだと考えていいと思います。
ただし、可動式であるため、ヘルメットによってはフルフェイスと比較すると、強度が弱い可能性はあります。
どこまで強度をしっかりしたものにできているかは、メーカー次第ですので、購入の際は信頼性の高いブランドを選ぶようにしましょう。
システムヘルメットのメリット
システムヘルメットのメリットは以下の通りです。
- ジェットヘルメットよりも安全性を高くできる
- 防寒性・防風性が高い
- メガネライダーには便利
- 飲み食いに便利
- 顔が見られるように調整できるので、コンビニやスーパーにも入れる
- 会話がしやすい
- 顔が痒い時に掻きやすい
- 夏でも快適
ジェットヘルメットよりも安全性を高くできる
まずシステムヘルメットのメリットとして、ジェットヘルメットよりも安全性を高くできることが挙げられます。
なぜなら、チンガードがあるからです。
このメリットなしでは、ジェットヘルメットを選べばいい訳ですので、システムヘルメットを選ぶ前提条件とも言えます。
防寒性・防風性が高い
チンガードを下げれば、防寒性・防風性が高いヘルメットとして使えるというメリットもあります。
冬や寒い時期では、ジェットヘルメットでは風が直接当たって寒いですが、システムヘルメットではそれを防げます。
メガネライダーには便利
システムヘルメットであれば、チンガードを上げてメガネをかけられるので、何かと便利です。
ヘルメットの着脱もメガネを掛けたままできます。
これがフルフェイスヘルメットだと、ヘルメットの着脱の度にメガネも外す必要があるため、不便です。
飲み食いに便利
飲み食いに便利というのもシステムヘルメットのメリットです。
フルフェイスヘルメットだと、飲み物を飲むためだけにヘルメットを外す必要がありますが、システムヘルメットであれば、チンガードを上げるだけで済みます。
顔が見られるように調整できるので、コンビニやスーパーにも入れる
コンビニやスーパーでは、フルフェイスヘルメット着用での入店を基本的には禁止されています。
これは強盗や窃盗など、防犯上の理由で、顔が隠れていると検挙が難しいという理由のようです。
ですが、システムヘルメットであればチンガードやインナーシールドを上げれば顔が見えるため、コンビニやスーパーにも装着したまま入店できます。
会話がしやすい
システムヘルメットは、会話がしやすいというメリットもあります。
フルフェイスヘルメットだと、どうしても会話の声が小さくなってしまいますし、相手の声も聞き取りづらいです。
それがシステムヘルメットだと、チンガードを上げられる分、緩和されます。
顔が痒い時に掻きやすい
顔が痒い時に掻きやすいというメリットもあります。
フルフェイスヘルメットだと顔が痒い時は、脱ぐ必要がありますが、システムヘルメットであれば、チンガードを上げるだけで済みます。
夏でも快適
フルフェイスヘルメットだと、夏は内部が蒸れてしまい不快に感じてしまうこともありますが、システムヘルメットであればチンガードを上げて通気性を上げられますので快適です。
ただし、その分、安全性は下がりますので、その点は注意が必要です。
システムヘルメットのデメリット
システムヘルメットのデメリットは以下の通りです。
- 重たい
- 価格が高め
- 風切り音が大きくなりがち
- 安全性に不安があるヘルメットもある
重たい
システムヘルメットの重量は、他の種類のヘルメットと比較すると重たいというデメリットがあります。
これはチンガードシステムがあるためで、フルフェイスヘルメットと比較しても200~300g程度重い傾向にあります。
重いということは、首や肩も疲れますので、長期ツーリングで長い時間被る場合などは少なからず影響が出ます。
ただし、フルカーボン製のシステムヘルメットは軽量です。
※フルカーボン製のシステムヘルメットにもデメリットはあり、価格は高いですし、耐久性に関してはFRP(ファイバーグラス・レインフォースド・プラスティック)に劣ります。
価格が高め
システムヘルメットは、価格が高めというデメリットもあります。
もちろん、ピンキリではあるのですが、高ければ5万円超、人気のモデルだと3~4万円ぐらいします。
安いのだと、1万円以下でもあるのですが、おすすめはしません。
特に輸入品で、どこのブランドかわからないシステムヘルメットは、安全性に不安があるためです。
ヘルメットは、バイクでの交通事故において最も重要な用品ですので、お金に少しでも余裕のある方は、できる限り信頼できるものを買うのをおすすめします。
風切り音が大きくなりがち
システムヘルメットは、チンガードが開閉式になっているため、隙間ができやすく、そのため風切り音が大きくなりがちです。
もちろん、これはヘルメットにもよりますし、うまく隙間を埋められれば軽減はできます。
安全性に不安があるヘルメットもある
これは価格のところでも書いたのですが、そもそもどこのブランドかわからないシステムヘルメットは、安全性に不安があります。
それと、システムヘルメットはチンガードが可動式であるため、その部分はどうしてもフルフェイスよりも劣ってしまいます。
ただし、チンガードがある分、当然、ジェットヘルメットよりかは安全性は高いです。
チンガードを上げるとダサいという声もある
システムヘルメットはチンガードを上げるとダサいやおっさん臭いという声もありました。
一部では、そのように思っている人もいるというのはデメリットの一つかもしれません。
ですが、他人は思ったよりも自分のことなんて見ていないものです。
それにかっこいいシステムヘルメットもありますので、そこまで気にしない方がいいでしょう。
システムヘルメットの選び方
ここでは、システムヘルメットの選び方を紹介します。
サイズ
まずは頭にフィットするサイズなのか確認しましょう。
頭周とサイズ表示が一致するシステムヘルメットを選びましょう。
下記では、各メーカーのヘルメットサイズの選び方がまとめられていますので、是非、参考にしてみてください。
OGK KABUTO
Arai
SHOEI
重さ
上記のデメリットのところで、システムヘルメットは基本的には重いと紹介しました。
そのため、重すぎるのは嫌という方は、重さもチェックしてみてください。
バイクヘルメットは、1.8kg前後が平均ぐらいの重さで、システムヘルメットだと2kgぐらいものも販売されています。
ですが、先ほど紹介したようにフルカーボン製であったり、OGK KABUTOのRYUKIなどは、サイズにもよりますが、1.7kg前後となっており、かなり軽量化されています。
首や肩の疲労を軽減したい方は、なるべく軽量化されたシステムヘルメットがおすすめです。
規格
ヘルメットの規格には、代表的なのに『SG』、『PSC』、『JIS』、『SNELL』、『MFJ』などがあり、どれくらいの安全性があるのか、その安全規格を指します。
現在、PSC安全基準がJIS規格相当にまで引き上げられており、SG安全基準もPSC安全基準とほぼ同じであるため、『SG』、『PSC』、『JIS』のマークが付いているヘルメットの安全性はほぼ同じです。
また、『MFJ』はレース用のヘルメット規格のため、普通に公道を走る方は気にしなくても大丈夫です。
『SNELL』に関しては、審査が厳しいため、高い安全性能があるヘルメットにしか付いていません。
Araiの主要ラインナップのヘルメットは、このSNELL規格にパスしています。
システムヘルメットを選ぶ際にも、最低限、『SG』、『PSC』、『JIS』のいずれかのマークが付いているか確認してください。
ノーブランドの輸入品だと、これらの安全規格のマークが付いていないものが販売されているケースもあります。
フリップアップかシステムジェットか
システムヘルメットには、フリップアップとシステムジェットの2種類あります。
フリップアップは、チンガードが可動式で開閉できるタイプで、システムジェットは着脱式のタイプです。
また、フリップアップとシステムジェットを組み合わせたシステムヘルメットもあります。
主にフリップアップが多いのですが、システムジェットの場合、掃除が楽というメリットがあったりします。
メガネスリットの有無
メガネライダーの方は、メガネスリットの有無も確認しましょう。
メガネスリットとは、メガネのツルをスムーズに入れるための溝です。
これがあるのとないのとでは、ズレや食い込みに影響します。
スピーカーホールの有無
システムヘルメットの中には、インカムのスピーカー装着に便利なスピーカーホールが標準装備されているものがあります。
ツーリングでインカムを利用する方は、このスピーカーホールの有無もチェックしましょう。
値段
システムヘルメットの値段はピンキリです。
安いものは1万円以下、高いものは5万円超まであります。
システムヘルメットを選ぶ方は、安全性や快適性を重視している方が多いと思いますので、値段は予算が許す限り、高いものをおすすめします。
特に1万円以下だと安全性に不安がある可能性がありますので、できれば3万円前後、もしくはそれ以上のシステムヘルメットをおすすめします。
※もちろん、安くてもいいシステムヘルメットはあるとは思います。
システムヘルメットのおすすめ8選!
ここからは、システムヘルメットのおすすめを紹介していきます。
オージーケーカブト(OGK KABUTO)バイクヘルメット システム RYUKI
OGK KABUTO(オージーケーカブト)のシステムヘルメット、RYUKIです。
先ほども重さの解説のところで登場したシステムヘルメットです。
軽量で、快適、高機能なシステムヘルメットなので、非常に人気が高いです。
このRYUKIに関しては、下記のページで特徴や評判など詳しく解説しておりますので、是非、チェックしてみてください。
ヤマハ(Yamaha) バイクヘルメット システム YJ-21 ZENITH サンバイザーモデル
ヤマハ発動機(Yamaha)のシステムヘルメット、YJ-21です。
スピーカーホールとメガネスリットが標準装備されたシステムヘルメットで、風切り音を防ぐチンカーテンも付いています。
コスパが高く、初めてシステムヘルメットを購入する方にもおすすめです。
リード工業(LEAD) バイク用 インナーシールド付き システムヘルメット REIZEN (レイゼン) マットブラック Lサイズ (59-60cm未満)
リード工業のシステムヘルメット、REIZEN (レイゼン) です。
リード工業は、かなりコスパの良いヘルメットを数多く製造・販売している日本のヘルメットメーカーです。
REIZEN (レイゼン)の重量は約1,700gと軽く、これは上記で紹介したRYUKIと同じくらいとなっております。
そのため、軽くてコスパの良いシステムヘルメットを探している方に特におすすめです。
[ノーラン] 【国内正規品】 バイク用 ヘルメット システム Lサイズ(59-60cm) N70-2GT ソリッド(フラットブラック/10)
NOLAN(ノーラン)のシステムヘルメットです。
日本ではNOLAN(ノーラン)の名前に馴染みがない方も多いかと思いますが、世界的にはSHOEIやAraiと同じくらい有名なヘルメットメーカーです。
信頼性も高いです。
チンガードの脱着が可能なタイプで、デザインはメカニックな感じが独特でかっこいいです。
コミネ(KOMINE) バイク用 HK-171 FL システムヘルメット
バイクウェアで有名なコミネ(KOMINE)のシステムヘルメットです。
コミネと言えば、安くて、コスパが良いイメージがあると思うのですが、このシステムヘルメットも同じです。
カラーはシンプルな白や黒もありますが、上記のようなオリーブ色もあり、迷彩のバイクウェアが好きな方にはピッタリです。
[エイチジェイシーヘルメット] システム セミフラットメタリックブルー (サイズ:L) i90 SOLID(ソリッド) HJH191
HJC HELMETS(エイチジェイシーヘルメット)のシステムヘルメットです。
上記のヤマハ発動機(Yamaha)のシステムヘルメット、YJ-21と同じものですが、色と値段が違いますので、比較検討してみてください。
【LS2(エルエスツー)】 SG認証 システムヘルメット VALIANT(バリアント)日本正規品 S-XXL グラフィックモデル全3色【180度可動する新スタイル】
LS2(エルエスツー)のシステムヘルメット、VALIANT(バリアント)です。
LS2(エルエスツー)は、ヨーロッパを中心に利用されているヘルメットメーカーで、信頼性も高いです。
下記のイギリス運輸省の管轄ではじまったSHARPの『LS2 FF399 VALIANT』の評価も高いです。
チンガードが180度可動する新スタイルとなっており、デザイン性も高く、おすすめです。
ネオライダース (NEORIDERS) FX8 Wシールド フリップアップ-フルフェイス-ヘルメット-マットブラック(つやなし)-Lサイズ-59-60cm-SG/PSC-眼鏡-メガネ-スリット入り-FX8
ネオライダースのシステムヘルメットです。
気軽に使える安いシステムヘルメットを探している人におすすめです。
特徴は以下の通りです。
- ダブルシールド構造: 外側はクリア、内側はスモークシールドを標準装備し、内側のシールドは背面上部のレバーで可動。ただし、交換は不可。
- UVカット・ハードコート加工が施されています。ただし、内側のシールドは夜間やトンネル内では使用を避けてください。
- チンガード部はボタン操作で簡単に開閉可能。
- 内装は取り外して洗濯が可能。眼鏡の取り付けや取り外しも容易。
- あご紐の留め具はワンタッチ式。
- 専用の追加シールドも販売中。
まとめ
以上、システムヘルメットの選び方やおすすめのヘルメットを紹介しました。
バイクに乗る際は、安全性とデザイン性、それに機能性を考慮してシステムヘルメットを選んでみてください。
選び方のポイントを押さえて、自分に合ったシステムヘルメットを見つけるのが大切です。
是非、この記事も参考にして、自分にピッタリのシステムヘルメットを探してみてください。
バイクヘルメットの色の組み合わせと事故率について
下記のページでは、バイクヘルメットの色の組み合わせと事故率について解説しております。
ヘルメットの色選びで悩んでいる方は、是非、参考にしてみてください。