このページでは、長期間、バイクに乗る機会がなく、ペーパードライバーになってしまった人のために、レッスンを受けられる練習場所を紹介させて頂きます。
教習所で普通・大型二輪の免許を取得したはいいけれど、バイクを買うこともなく日々が過ぎてしまった…。
結婚してからバイクを売り、その後、定年退職まで乗っていない…。
ペーパードライバーとしての期間は短いが、教習所では公道も走っていないので不安…。
このような方にとって、特に参考になると思います。
バイクのペーパードライバーがレッスンを受けられる3つの練習場所
教習所のペーパーライダー講習
まずは教習所のペーパーライダー講習です。
教習所では、免許取得のためだけでなはく、ペーパーライダー・ペーパードライバー向けにレッスンを行っています。(※ただし、地域や教習所によって二輪の講習はない場所もあります。)
練習方法としては、教習所内のコースを周ったり、シミュレーターなどを使ってバイクの操作を学びなおします。
基本的には、卒業した教習所でしかレッスンを受けられないということはなく、レッスンを開催している教習所であればどこでも大丈夫です。
ただし、卒業生の方が講習料金が少し安くなるなど、割引制度を設けている可能性はあります。
教習所の中には、出張のレッスンを行っており、路上教習や高速教習を行っているところもあります。(※ただし、そのような教習所は少ないですし、バイクの用意は自分でしないといけないなどの条件があります。)
講習料金
5,000円ぐらい(50分)
講習を受けられる場所
全国
教習所で一つ排気量が多い区分の免許を取得
これは場所としては教習所で同じなのですが、上記とは受講方法が異なります。
主にMT普通二輪免許取得者がペーパードライバーである場合において有効なのですが、一つ排気量が多い区分で免許を取得するということです。
例えば、MT普通二輪免許取得者であれば、MT大型二輪免許を取得するということです。
MT普通自動二輪とMT大型二輪の違いですが、排気量や取り回しなどのしやすさなどの違いはありますが、操作方法は同じですし、MT大型二輪の方が運転は難しいですので、MT普通自動二輪の練習にもなります。
AT限定の場合でも、一つ排気量が多い区分のAT免許の講習を受けることで、練習することができます。
この練習方法の最大のメリットは、バイクの練習ができるだけでなく、免許取得までできることです。
もちろん、その分、デメリットとしては時間は掛かりますし、お金は必要です。
このようにメリット、デメリットがありますが、ペーパードライバーの期間が長い方は上記のペーパーライダー講習の1回や2回だけでは不安な方も多いはずです。
そういう方は、この一つ上の排気量の区分の教習を受ける方法がオススメです。
講習料金
6万~10万円ぐらい(MT普通二輪免許をお持ちでMT大型二輪免許の教習を受ける場合)
教習を受けられる場所
全国
メーカー開催のバイクスクール
ヤマハ、ホンダ、カワサキ、スズキなどのメーカーがそれぞれ毎年開催しているバイクスクールがあります。
これはペーパードライバーの方やもっとバイクテクニックを上達させたい方などを対象としているスクールで、メーカーによって参加条件、参加料、開催場所などが違います。
教習所での講習との違いは、ペーパードライバーや初級者の数が多いことやメーカーによっては練習コースだけでなく、オフロードや公道も走れたりすることです。
講習料金もそこまで高くないですし、長い時間走れるので、場所と時間が合うのであれば、教習所のライダー講習よりもオススメです。
講習料金
5,000円~15,000円ぐらい(半日~1日)
教習を受けられる場所
全国
各バイクメーカーのスクールの公式ホームページ
☞大人のバイクレッスン(ヤマハ)
☞バイクのスクール(ホンダ)
☞KAZEグッドライダーズスクール(カワサキ)
☞スズキセイフティスクール(スズキ)
ヤマハ ライディング アカデミー「大人のバイクレッスン」の動画
【車両を持ち込める方限定】ペーパードライバーがレッスンを受けられる練習場所
自分でバイクを所有していたり、誰かのバイクをレンタルできる方限定ですが、ペーパードライバーがレッスンを受けられる練習場所があります。
業者から一日バイクをレンタルすると料金も1万円以上することが多いので、バイクを持っていない方は、無理してこちらのレッスンを受ける必要はありません。
むしろ、上記のバイクレンタル込みのレッスンを受けた方がいいでしょう。
バイクを買ったけれど長期間乗らなかったという方には、こちらの選択肢もあります。
警視庁のセーフティライディング・スクール(東京)
こちらは、東京都内に住んでいる方や勤務、在学している方限定ですが、傷害保険200円でバイクのレッスンを受けられます。
対象者が初心者や学生などで、ペーパードライバーの方も安心です。
ただし、先ほども書きましたように、車両を持ち込める方限定ですので、そこは注意が必要です。
開催日時
毎月第1日曜日・第3日曜日
午前9時00分から午後3時30分までの間
開催場所
東京都府中市多磨町3丁目1番地の1号
公式ホームページ
全国二輪安全普及協会のグッドライダーミーティング
全国二輪安全普及協会のグッドライダーミーティングは、上記の警視庁のセーフティライディング・スクールと違って、全国で開催されます。
ただし、無料ではなく、参加料(2019年の場合、3,000円)が必要です。
参加料プラスで、事前にグッドライダー防犯登録が必要で、登録料金で1050円掛かります。
またこちらも車両を持ち込める方限定です。
開催日時
4月~12月
開催場所
全国
公式ホームページ
レッスンを受ける前の準備: バイクの基礎知識と安全装備
上記のようなレッスンを受けることに決めたとしても、それまでに色々と復習しておきたいと思う人も多いはずです。
そこでここでは、バイクの基礎知識と安全装備について軽く学びなおしておきましょう。
バイクの基礎知識
バイクの種類と特徴の理解
バイクには様々なタイプがあります。
例えば、通勤・通学に便利なスクーターや長距離ツーリングに適したツアラーなどです。
また、走りを楽しむスポーツタイプや直線距離をゆっくりと楽しむアメリカン、砂利道や林道を走るオフロード、どの用途にも使えるネイキッドなどがあります。
あなたがどのよう用途でバイクを利用するのかによって、種類を選ぶことが大切です。
操作の基本
バイクの速度をコントロールするアクセル、バイクを停止させるブレーキ、ギアチェンジに使われるクラッチの基本操作を思い出しましょう。
また、スタート時や停止時のバイクの扱い方にも注意が必要です。
以下のヤマハの「大人のバイクレッスン 発進と停止」の動画が参考になります。
交通ルールの把握
バイクのペーパードライバーになってしまい、交通ルールは忘れていないでしょうか?
自動車と同様に、バイクも交通ルールを遵守する必要がありますので、復習しておきましょう。
メンテナンスの知識
安全なライディングのためには、バイクの定期的なメンテナンスが欠かせません。
バイク乗車前の点検には「ブタと燃料」で、ブレーキ、タイヤ、灯火類(ライト)、燃料(ガソリン)のチェックをしましょう。
安全装備
ヘルメットの選び方と着用
頭部を守るために、安全基準を満たすヘルメットの選び方と正しい着用方法を理解することが大切です。
視界が良く、頭部にしっかりフィットするサイズを選ぶことが重要です。
当然ですが、ノーヘルだと罰則があります。
保護服の重要性
バイクに乗る時は、転倒しても擦り傷から身を守れる服装をすることが大切です。
耐摩耗性のあるライディングジャケットやパンツの着用はもちろん、胸部プロテクターや関節部分のプロテクターも用意しましょう。
特にペーパードライバーの場合、転倒リスクが高いですので、しっかりと安全対策を取りましょう。
手袋とブーツ
当然、手や足の保護のために、手袋とブーツも大切です。
グリップ力のあるグローブや、足首を守ることができるブーツを選びましょう。
ペーパドライバーでバイク装備一式がない場合
ペーパードライバーで長らくバイクに乗っていない方は、装備一式がなくなっている方も多いと思います。
それに、もし残っていたとしても、例えば、10年以上前のヘルメットなんかは安全性を考えたときに、やめた方がいいです。
※AraiやSHOEIなどのヘルメットメーカーが推奨している耐用年数は、初めての着用から3年間です。
下記のページでは、バイクに乗るために必要最低限のものを紹介しております。
ないものは買う必要がありますので、是非、チェックしてみてください。
ペーパドライバーでもう一度教習所に通う場合のバイク教習の服装
下記のページでは、バイク教習での服装について解説しております。
このページを読んでくれている方はペーパードライバーですので、一度は教習所に通った方がほとんどで、二輪教習での服装なんて知っているという方が大半だと思いますが、忘れてしまった方もいると思いますので、そのような方は、是非、チェックしてみてください。